2017.09.09暗記は口に出して
みなさん、こんにちは。
教室長の松本です。
長かった夏期講習が終わり、1週間が経ちました。
生徒も私も、ようやく落ち着いたいつもの状態に戻った感じです。
さて、今回は夏期講習での授業を通してあらためて感じたことをひとつ紹介します。
それは
「口に出して暗記すること」
についてです。
私は自身でも授業をしています。
例年、中3生を多く指導するのですが、なかなか憶えられないという生徒が沢山います。
彼らに共通するのが「書いて憶える」ということ。
決してこの方法が悪いとは思いません。
しかし、できれば「口に出して憶える」べきだと私は思います。
たとえば、中3で習った解の公式。
初見では「こんなの憶えるのムリ」と思っても、みんな憶えられるようになります。
しかも、ちょっとやそっとじゃ忘れないレベルで憶えています。
これって、口に出して憶えた経験からきているのではないかと思うのです。
だから、私の授業では口に出させることを意識しています。
そのために必要なことは、唱えやすいフレーズ。
たとえば、座標平面上の2点を結ぶ線分の中点を公式として覚えるのが困難でも
「中点は、足して2で割る」
このフレーズを何度も使い、生徒自身にも言わせ続けることで憶えられるようになります。
単に「憶えなさい」ではなく、憶えられるような工夫をどれだけできるか?
特に個別指導では、先生によってこの差が大きいかもしれません。
くずは教室では、今後、研修を通じてこの点を教科していきたいと思っています。