2019.01.05新年のごあいさつ

「入試本番をむかえて」

いつもお世話になっております。
厳しい寒さのなかにも、軽やかな春の足音が聞こえてきそうな季節となりました。新年を迎え、皆様へご挨拶を申し上げます。昨年につづき、本年もどうぞよろしくお願いいたします。また、長文ではございますが、最後までご一読くださいますようお願い申し上げます。

さて、早速ですが1月の中学入試、大学入試センター試験など、各学年の入試本番がスタートしています。教室の多くの生徒たちは入試本番を目前に、毎週末の入試対策講座の点数結果をいつも気にかけています。この入試対策講座をする目的は、「入試本番と同じ環境で実力を出しきること」にあります。また、過去問結果をもとに、生徒と次回対策日までに「何をどう進めていくのか」「合格まであと○○点必要」ということをアドバイスしたり、またはプレッシャーを与えたりしています。毎週生徒の気持ちが折れそうになる手前で一歩引くことを繰り返しては、試験当日までに「やりきること」の大切さを伝えています。そのなかで、入試本番までに私たちが生徒のためにできることは残りわずかです。今後どれだけ入試本番までに私たちが深く関われるかが重要になってきます。そのため、時間が限られたなかでも、これまで以上に1日、1回の授業の目的を再度確認して大切に進めています。教室での関わりのなかで、私は、受験勉強をする意味は「知識を得ること」や「志望校への合格」だけではないと伝えています。勉強することに他の意味があるとすれば、それは目標を達成することによって「自己肯定感(自信)」を得て、「問題を解決する力」を身につけることにあると思います。「できないこと」を「できること」に変えるために、自分に必要なことを見出す力(生きていく力)を、教室での関わりをとおしてぜひ身につけていただきたいと、私は考えております。

また、教室ではこれまでの個別指導に加えて、今年春から新しい試みを始めます。それは、AI(人工知能)を利用した授業です。この講座では、問題を解いた際にAIが生徒個々の学習特性を自動分析して遡行学習(復習)の必要性を判断します。そして、AIは生徒の「分かったフリ」を完全に見破ることができます。たとえば、高校内容を進めていても、必要であれば中学内容や小学校内容にまでもどって、完全に定着するまで遡行学習をすることができます。すでに一部教室で導入をはじめており、受講した生徒の模試成績が短期間で上がっています。AIが得意とする分析能力を利用することで、生徒は最短距離で学習単元を習得できるというわけです。今後の学習方法は「勉強量」だけではなく、「勉強の質」の向上や効率化が必要です。勉強の効率化で生まれた新しい時間を使い、生徒たちには「生きていく力」を身に付けていただきたいと考えております。

話をもどしますと、これから入試本番をむかえて結果が出始めます。そして、志望校に合格した生徒たちは次の段階へと進みます。これまでの面談でもお伝えして来たことですが、受験後に私が一番心配していることがあります。それは、「目標達成(目標を失うこと)による失速」です。合格後の目標がはっきりしていないと、進学後1年生になって初めての5月の定期テストで点数が下がってしまい、その後の数年間は成績が低迷してしまう生徒が多々います。入試の合格発表後も、次の目標を見据えた学習の継続をおすすめいたします。

最後に、本年3月末までにはすべての入試結果が出揃いますので、あらためて生徒たちの成果を皆様にお伝えしたいと考えております。最後までお読みいただきありがとうございました。  
本年もご指導・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


ゴールフリー新大宮教室
教室長 梅村 友輝

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