2023.12.02【中学入試】おすすめ本!~元国語の集団指導者が教えます!~

みなさん、こんにちは!
ゴールフリー芦屋教室 教室長のホリコです。
実は、私は当教室に配属される前、約10年ほど集団授業で国語を指導してきました。
神戸女学院中、甲陽学院中、六甲中、神戸海星女子中、甲南女子中、高槻中などなど多くの入試問題を解きまくり、入試分析をしてきております。
分析・指導だけでなく、成基学園の模試の作問にも長年携わってきており、国語の作問者の意図や出題したくなる作品等に鼻が利きます。
やっぱり出題したくなる作者さんは入試でも頻出なんです。
そんな私が、中学入試でよく取り上げられる作家さんや作品をご紹介します!!

重松清『小学5年生』
クラスメイトの突然の転校、近しい人との死別、見知らぬ大人や、転校先での出会い、異性へ寄せるほのかな恋心、淡い性への目覚め、ケンカと友情ー
まだ「おとな」ではないけれど、もう「子ども」でもない。微妙な時期の小学5年生の少年たちの涙と微笑みを、移りゆく美しい四季を背景に描く、十七篇のショートストーリー。


10年以上前に発刊された本ですが、多数の学校の入試問題に採用された物語です。
私は大人になってから読みましたが、ちょっぴり泣けて、ちょっぴり笑えて、鼻の奥がツーンとする様な...どこか懐かしいそんな優しい小説です。

受験に出題される文章は、登場人物が受験生と同世代の小学生や中学生のことが多いです。
また、家族や自分自身に悩みがあることがほとんどです。
その悩みを乗り越えて成長するストーリーこそが中学受験の題材としてマッチしているのでしょう。

受験勉強のため!というだけでなく、心をちょぴっと軽くしてくれるそんな内容の本です。

お子さんだけでなく、ぜひ大人になった保護者様にも手にとって読んでいただきたい一冊です。

『エイジ』『きよしこ』『きみの友だち』『くちぶえ番長』『その日の前に』『ナイフ』『めだか、太平洋を往け』
その他、多数・・・
重松清さんの作品には、矛盾した感情表現の描写がたくさんあります。
そこにぐっとくるんですよね。でも・・・その分、読み取り問題は難しくなるのですが。


個人的には、『季節風』春夏秋冬の4冊をそれぞれの季節にゆっくり読むのもおすすめです。
(私の『季節風』はだれかに貸して未だ行方不明のまま・・・)

ゴールフリー芦屋教室
☎0797-96-5500 
芦屋市舟戸町3-5エルフコート3階
JR芦屋駅 北側徒歩2分 阪急芦屋川駅 南側徒歩7分
(火)~(金)14:30~22:00
(土)13:30~20:30

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