2025.09.17基礎力こそ未来を拓く力

こんにちは♪

ゴールフリー枚方教室です。

9月も半ばを過ぎ、そろそろ受験や定期テストを

本格的に意識する季節になってきました。

「応用問題に挑戦してみようかな」

「ちょっと難しい問題にも手を出してみたい」

そんな気持ちになる生徒も多いはずです。

けれど、ここで大事なのは立ち止まって考えること。

実は、応用問題に取り組むときほど

「基礎力」が試されるのです。

計算が不安定だったり、文法や用語があやふやだと、

せっかく応用問題に挑戦しても途中でつまずいてしまいます。

だからこそ、この時期にあらためて

「基礎を固める時間」を大切にしてほしいと思います。

一見地味で回り道に見える基礎練習こそ、

これから大きく伸びるための唯一の近道です。

「応用をやるなら基礎をやれ」

ノーベル化学賞を受賞した福井謙一博士は、

学生時代に師である喜多源逸教授から

「応用をやるなら、基礎をやれ」

という言葉を受け取りました。

この助言は博士の研究人生を方向づけ、

後の大きな成果につながったと言われています。

勉強も同じです。

もちろん、応用問題に取り組むこと自体を

否定しているわけではありません。

実際、入試問題の多くは応用的な内容です。

ただ、基礎があやふやなまま挑戦しても、

途中で手が止まり、先へ進めなくなってしまいます。

だからこそ、一見遠回りに思えても

基礎をしっかり固めることが、応用力を育てるための

唯一の近道なのです。

今振り返ると、私が一番成長できたのは

「基礎に立ち返ったとき」でした。

大学受験のとき、私は周りより勉強のスタートが遅れていました。

焦った私は、同級生が使っていた難関大向けのハイレベルな問題集に飛びつきました。

「難しい問題を解けば成績も上がる」

と思い込んでいたのです。

しかし、実際に解いてみると全く歯が立たず、

努力は成果に結びつきませんでした。

そんなときに出会ったのが、福井謙一博士の

「応用をやるなら基礎をやれ」という言葉です。

この言葉に背中を押され、基礎的なテキストに立ち返る決意をしました。

基礎を繰り返し学び直すうちに理解が深まり、

少しずつ成果も出始めました。

そして気づけば、かつては手も足も出なかった

ハイレベルな問題集にも挑戦できるようになっていたのです。

基礎は一見すると地味で、面倒に思えることもあるかもしれません。

しかし、その積み重ねこそが応用力を育て、

未来を切り拓くための確かな土台になります。

基礎がしっかりしていれば、どんなに難しい問題にも

立ち向かえる勇気が持てますし、途中でつまずいても

自分で立て直す力が生まれます。

逆に、基礎をおろそかにしてしまうと、

応用に挑んだときに、壁にぶつかりやすくなり、

せっかくの努力が実を結びにくくなってしまいます。

夏が終わり、新しい学びに向けて走り出す今だからこそ、

もう一度「基礎を固める時間」を大切にしてみてください。

その一歩一歩は小さくても、

やがて大きな自信と成果となって返ってきます。

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ゴールフリー枚方教室
教室長: 十山和也
開校時間:火~金曜日 14:30~22:00
     土曜日   12:30~20:30

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