2025.09.27勉強における真似る力

こんにちは♪

ゴールフリー枚方教室です。

「解説を見ながら解くのは意味がない」

「真似ばかりでは成長しない」

そう考える方は少なくありません。

確かに、ただ写すだけでは学力はつきません。

ただし、誤解してはいけないのは、

「真似ること=悪いこと」ではないという点です。

むしろ、学びの最初に必要なのは「真似る力」です。

模範解答や例題を手本にすることは、

正しい型や考え方を身につけるうえで大切です。

この土台があるからこそ、

応用や独自性へとつながっていきます。

この考え方は武道や芸道に受け継がれてきた

「守破離」にも通じるものです。

「守破離」という言葉があります。

武道や芸道の世界で伝えられてきた

学びの段階を表す考え方です。

:型を守り、徹底的に真似る段階

:型を理解し、自分なりの工夫を加える段階

:型から離れ、独自の方法を確立する段階

大切なのは、最初の「守」を軽視しないことです。

基本を身につける前に

いきなり応用や独自性を求めても、

土台がないためにうまくいきません。

守から破、そして離へ。

段階を踏むことで、確かな成長を生み出します。

スポーツで例えると、

サッカーのドリブルが分かりやすいでしょう。

最初はコーチやプロ選手の動きを真似して、

ボールタッチや体の使い方を覚えます。

これが「守」の段階です。

繰り返すうちに、自分に合う形へ変えていきます。

これが「破」です。

そして最後には、自分のスタイルで自在に

ボールを扱えるようになります。

これが「離」にあたります。

勉強の最初の段階で大切なのは「真似ること」です。

ただし、ここでいう真似るとは、

単に答えを写すことや、

オウム返しのように

言葉を繰り返すことではありません。

手を動かして字をなぞるだけでは学力はつきませんし、

そこに思考が伴わなければ意味がないのです。

本当の意味での真似るとは、

模範解答や例題の解き方をなぞりながら、

「なぜこの手順になるのか」

「どうしてこう考えるのか」

を頭の中で追いかけることです。

先生の解き方や説明を再現してみることも、

立派な学びの一部です。

正しく真似ることによって、

解答の型や考え方の流れが体に染み込んでいきます。

すると、似たような問題に出会ったときに

「あのやり方が使える」と気づけるようになります。

こうして「できた!」という成功体験が積み重なり、

自信へと広がっていきます。

基礎を飛ばしていきなり応用に走るのは、

基礎練習をしないまま試合で

活躍しようとするようなものです。

だからこそ最初の「守」、

つまり正しい真似を徹底することが、

確かな成長への一番の近道になるのです。

「守」で基礎を身につけたあとは、

「破」の段階に進みます。

これは型を理解したうえで、

自分なりの工夫を加えることです。

模範解答を参考にしながらも、少し違う問題に挑戦し、

自分の言葉で説明できるようにしながら、

「先生はこう解いたけれど、自分ならこう考える」

と工夫することで、理解が深まります。

さらに「離」では、

型から離れて自分の方法を確立します。

初めての問題でも、

自分の考え方で解法を組み立てられる段階です。

守→破→離と進むことで、真似から始まった学びが、

やがては「自分の力」へと育っていくのです。

勉強における成長は、まず「守」から始まります。

模範解答や先生の解き方を真似ることで、

正しい型や考え方が身につきます。

そこから工夫を加える「破」

自分の方法を確立する「離」へと進むことで、

学びは本当の力となります。

「真似ることは悪いことではない」

むしろ、それが学びの出発点です。

基礎を大切にし、正しく真似ることを通して、

子どもたちは確かな成長へと歩んでいきます。

---------------------------------------------------

ゴールフリー枚方教室
教室長: 十山和也
開校時間:火~金曜日 14:30~22:00
     土曜日   12:30~20:30

PAGE
TOP