2026.08.18「量」の先に見えた、本質的な学びへの気づき
8月9日から11日までの3日間、
立命館大学大阪いばらきキャンパスをお借りし、
大阪のゴールフリーに通う中学3年生を対象とした
「お盆休み集中講座」を実施しました。
当日は9:30〜18:30まで、
普段とは異なる長時間の学習に取り組みました。
普段、ゴールフリーでは個別指導で授業を行っていますが、
お盆休み集中講座では集団授業という形で実施し、
私は数学の授業を担当しました。
今回の特訓を振り返って、改めて強く感じたことがあります。
それは、
勉強において「質」を高めることはもちろん大切ですが、
まずは一定の「量」を積み重ねることが必要だということです。
「量」をこなすからこそ見えてくるもの
勉強には、ある程度の量をこなさなければ
見えてこないものがあります。
たくさんの問題に触れ、間違え、考え直し、また次の問題に取り組む。
その繰り返しの中で知識同士が少しずつつながり、
「以前にも似た考え方をしたな」
「この問題には何か工夫がありそうだ」
と気づけるようになっていきます。
今回のお盆特訓でも、9:30〜18:30という長い時間を使って、
多くの問題に取り組みました。
数学の授業で印象的だったのが、ある問題を扱ったときのことです。
その問題は、習った方法をそのまま使っても解くことができます。
しかし、問題の形をよく見ると
「作問者が気づいてほしいポイント」が隠されており、
そこに気づけば、よりすっきりと考えることができる問題でした。
そこで私は、
「ただ計算するだけではなく、
作問者は何に気づいてほしいのかを考えてみよう」
と伝えました。
授業後には、
「普通に解いてはいけないの?」
「どうしたらそんな考え方に気づけるんですか?」
と質問に来てくれた生徒もいました。
「どうしたら気づけるのか」
この「どうしたら気づけるのか」という疑問こそ、
とても大切だと思っています。
特別なテクニックを一つ覚えれば、
急にすべての問題の意図に
気づけるようになるわけではありません。
多くの問題に触れ、そのたびに
「なぜこうなるのか」
「ほかの考え方はないか」
と少しだけ立ち止まって考える。
その積み重ねによって、
少しずつ自分の中の「考え方の引き出し」が増えていきます。
だからこそ、まずは一定の「量」を積み重ねることが必要です。
ただし、量をこなすこと自体が目的ではありません。
たくさん問題を解く中で、
ただ答え合わせをして終わるのではなく、
「なぜ間違えたのか」
「なぜこの解き方になるのか」
「もっと良い考え方はないか」
と考える時間をつくる。
その積み重ねが、学習の「質」を高めていくのだと思います。
集団授業だからこそ生まれた「新たな視点」
また、今回は普段の個別指導とは違い、
集団授業ならではの良さも多く感じました。
同じ範囲を同じ空間で学習するからこそ、
生徒同士で自然と競い合うことができます。
また、自分が分かったことを友達に教えたり、
逆に友達の考え方を聞いて新しい発見をしたりする場面もありました。
個別指導には、一人ひとりの理解度や課題に合わせて
細かく指導できる良さがあります。
一方で、集団授業には、周囲の生徒の質問や発言を通して
「自分にはなかった視点」に気づける良さがあります。
誰か一人の疑問が、
ほかの生徒にとっても考えるきっかけになる。
そうした空気が生まれるのは、
集団授業ならではだと感じています。
私たちが大切にしたい「本質的な指導」
塾の役割は、単に問題を解くための
テクニックを教えることだけではないと考えています。
もちろん、テストで点数を取るために、
知識や解法を身につけることは必要です。
しかし、その先にある
「なぜだろう」
「どうしてこの解き方になるのだろう」
「別の方法はないだろうか」
と、自分で考える力まで育てていくことも大切です。
答えを出せるようにするだけではなく、
その答えにたどり着くまでの考え方にも目を向ける。
そうした本質的な指導を追求していくことが、
私たちの役割の一つだと思っています。
まずは、しっかりと量を積み重ねる。
そして、その中で考える。
今回のお盆休み集中講座が、
生徒たちにとって単に「長時間勉強した3日間」で終わるのではなく、
これからの学習につながる経験になってくれていれば嬉しく思います。
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教室長: 十山和也
開校時間:火~金曜日 14:30~22:00
土曜日 12:30~20:30
