2026.10.01教材を買っただけでは、何も変わらない
私:「テキスト、きれいやね」
生徒:「ありがとうございます!」
......実はこれ、
必ずしも褒めているわけではありません(笑)
ただ、
「じゃあテキストは
汚い方がいいの?」
という話ではありません。
もちろん、
教材は大切に扱うべきですし、
雑に扱って汚すだけでは
意味がありません。
それでも、
何か月も使っているテキストが、
買ったときと
ほとんど変わらないくらい
きれいだと、
「このテキスト、
本当に使いこなせているかな?」
と少し心配になることがあります。
参考書を買うと、少し安心する
新しい参考書や問題集を買うと、
「これで頑張ろう」
「今度こそできるようになろう」
と、少し前向きな気持ちになります。
これは決して悪いことではありません。
ただ、気をつけたいのが、
「買ったことで満足してしまうこと」
です。
教材を買うことと、
勉強することは別です。
本当に大変なのは、
その一冊を開いてからです。
開けば「できない」が見えてくる
実際に問題を解いてみると、
「思ったより解けない」
「覚えたはずなのに忘れている」
「解説を読んでも分からない」
そんな自分の苦手な部分が
どんどん見えてきます。
正直、
これはあまり気持ちのいいものではありません。
だからこそ、
新しい参考書を探したり、
別の教材に手を出したりする方が、
少し楽に感じることもあります。
でも、そこで目をそらしてしまうと、
なかなか力にはつながりません。
大切なのは「できない」に戻ること
一度間違えた問題を、
もう一度解く。
分からなかったところに
印をつける。
先生から聞いた説明を
書き込む。
数日後に、
もう一度同じ問題を解いてみる。
そうやって、
「できなかった問題」に
何度も戻る。
最初は「×」だった問題が、
自分の力で「○」になる。
この繰り返しが、
勉強ではとても大切です。
新しい一冊に行く前に
もちろん、
新しい教材が必要になることもあります。
ただ、
「今の教材ができないから」
「もっと分かりやすい教材ならできそうだから」
と、次々に新しいものへ移る前に、
今持っている一冊を
もう一度開いてみてください。
大切なのは、
何冊持っているかではありません。
一冊の中身を、
どれだけ自分の力に変えられたかです。
教材を買うことは、
勉強のスタートです。
買って満足するのではなく、
そこで見つかった
「まだできない自分」と向き合う。
そして、
できるようになるまで繰り返す。
ぜひ一冊のテキストに、
「ここまで頑張った」
と言えるくらいの
勉強した跡を残してほしいと思います。
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