2025.08.25中学受験 国語のヒント!頻出作家と読解のコツ

みなさん、こんにちは。ゴールフリーJR茨木教室です。

中学受験の国語の入試問題には、毎年よく出題される作家がいます。

その作品を読んでおくことは、読解力を高めるだけでなく、本番の問題を解く大きなヒントになります。

作問をしてきた立場としても、問題に出したくなるテーマや文章を書いている作家さんが以下のような作家のみなさんです。

入試問題でふれる前に、「読書」をして楽しんでおくのもいいですね!

物語文・小説編

物語文では、登場人物の心情の変化や、物語の背景を読み取ることが重要です。

  • 森絵都 (もり えと) 先生: 悩みや葛藤を抱える主人公の心の動きを丁寧に描くことで知られています。

    • 代表作: 『カラフル』、『DIVE!!』など。

    • 読解のポイント:主人公の気持ちが、物語の途中でどう変わっていくかを追う。「なぜそのように感じたのか?」を、出来事やセリフから読み取る。

  • 重松清 (しげまつ きよし) 先生: いじめや家庭問題といった、子どもたちが直面するテーマを温かい視点で描きます。

    • 代表作: 『ナイフ』、『きよしこ』など。

    • 読解のポイント:登場人物の言葉の裏にある「本当の気持ち」を考える。物語全体を通して、作者が伝えたいメッセージは何かを探す。

  • あさのあつこ (あさの あつこ) 先生: 主人公が葛藤を乗り越え、成長していく姿を描く作品が多く、特に男子生徒に人気があります。

    • 代表作: 『バッテリー』、『No.6』など。

    • 読解のポイント:主人公の行動が、その後の展開にどう影響するかを考える。登場人物同士の関係性の変化に注目する。


説明文・論説文編

説明文では、筆者の主張や、物事を論理的に説明する構成を理解することが大切です。

  • 池上彰 (いけがみ あきら) 先生: ニュース解説で有名なジャーナリスト。難しい社会問題や科学的なテーマを、たとえ話や具体例を用いて分かりやすく解説します。

    • 読解のポイント:筆者が最も伝えたい「主張」はどこにあるかを見つける。具体例が、どの「主張」を支えているかを理解する。

  • 福岡伸一 (ふくおか しんいち) 先生: 生物学者で、科学的な内容を物語のように面白く説明します。

    • 代表作: 『生物と無生物のあいだ』など。

    • 読解のポイント:筆者が提示する「問い」に対して、どのように「答え」を導き出しているか、その思考のプロセスを追う。文中に登場する専門用語や科学的概念を、前後関係から推測する。


読解力を高めるためのヒント

  1. 「なぜ?」を考えながら読む: 登場人物の行動や筆者の意見に対して、「なぜそうなのか?」と問いかけながら読み進めましょう。

  2. 音読も効果的: 声に出して読むことで、文章の構成やリズムが頭に入りやすくなります。

  3. 関連作品も読んでみる: 気に入った作家の別の作品も読んでみると、その作家の「クセ」や「考え方」が理解でき、読解力がさらに向上します。

   これらの作家の作品に触れることは、受験対策だけでなく、読書の楽しみを広げることにもつながります。ぜひ、色々な作品に挑戦してみてください。5年生以下の方は、ぜひ入試問題に出てくるから!ではなく、文章そのもののおもしろみを素直に感じていただきたいです。

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