2025.11.05第5回五ツ木模試社会 分析

こんにちは。ゴールフリー高槻教室です。

今まで、3度にわたって社会のそれぞれ地理・歴史・公民について述べてまいりました。

そこで今回は、今までの記事を踏まえて10月に行われた五ツ木模試の分析を遅くなりましたがさせていただければと思います。

問題構成は大問4からなる構成でした。

今回から一部公民の内容が含まれていることがうかがえました。

内容としては、定番の「日本・世界地理の総合問題」「古代~近世・現代の歴史」「現代社会」にざっくり分けることができます。

暗記だけでは難しくきちんと知識を活用しないと解けない問題をピックアップしてみました。

大問1は世界地理でアジア州の主な国についての内容でした。

(3)時差問題が出題されていました。中国・北京とサウジアラビア・リヤドの時差になります。
ここの問題は、位置関係が正確に把握できるかが問われます。ただありがたいことに地図が問題にありますのでそこから位置関係を容易に見極めることができます。
(6)タイとインドネシアの輸出品目について問われる問題です。
東南アジアの気候と外国企業を受け入れて機械化したことに着目すれば案外解ける問題です。選択肢をいくつか絞ることで解答がしやすくなります。
首都名など細かな知識も必要となりますが、ある程度教科書レベルで解ける問題も複数あります。

大問2は複合問題です。
五ツ木模試当日に閉幕した大阪万博に絡めた出題でした。社会ではこういった時事と絡めて出題されることが多いです。

(2)1867年にパリ万博が開催されたころの日本の出来事を問われている問題です。
1867年は大政奉還が起こった年代です。1800年代が江戸時代であるということがわかれば選択肢は絞りやすいです。
(6)1939-1970年代に起こった出来事を並び替えて、2番目と4番目を答える問題です。
公害対策基本法及び日本国憲法について迷う部分があったかと思います。戦後以降の流れを冷静に思い返せばなんとなく公害対策基本法は除外しやすいかなと思います。

大問3は古代~近世の歴史です。
あらゆる時代に起こった「乱」について、その時代ごとの出来事を問う問題でした。

(9)幕末の内憂外患のうち外患について論述する問題です。
使う語句に「外国船」「開国」と条件が設定されているので黒船・ペリーに関連付けると解ける問題ではないでしょうか。
(10)①②ともに世界史の内容を絡めた問題です。
①「ルネサンス」および「ペスト」が起こった年代をある程度抑えておく必要があります。
②中国の王朝「宋」があるので日宋貿易と関連付けると解きやすくなるかなと思います。主に平安~鎌倉初期なので選択肢も絞れますね。

大問4は日本地理に現代社会の内容がいくつか加わっている問題です。
表を読み取ることができれば(8)に関しては解ける問題でもあります。

(2)①昼夜間人口比率の問題です。
一応計算で求めることもできます。
昼夜間人口比率 =昼間人口/夜間人口×100
上の式にそれぞれを当てはめると解けます。


以上のように、暗記だけではどうこうできない問題が多数出題されています。
覚えた知識をどう使っていくか、それを社会のテストでは求められています。
2025年も残り2ヶ月程度となりました。寒暖差が激しい季節、インフルエンザなども流行っておりますので体調にはお気を付けください。

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