2026.10.09「誘導」ではなく「納得」を。秋からの進路選択で保護者様と一緒に考えたいこと

秋から冬にかけて、いよいよ本格化する「志望校選び」。
ご家庭で進路の話をする機会が増える時期かと思います。

「で、本当はどこに行きたいの?」
「今の成績じゃ、〇〇高校は厳しいんじゃない?」
「本気でやってるの?もっとできるでしょう」

こういった親子の会話を面談でもよく聞きます。


では、
「現状のままじゃ、契約が取れないんじゃない?」
「そんなこともまだ出来ていないのか」と言われたら、どう感じますか?

上記の言葉で奮起する方もいらっしゃるとは思いますが、
モチベーションが上がった!には繋がらないのではないでしょうか。

お子さんにも絶対にモチベーションは存在しています。
行きたい学校も、したいことも、本当は心の中に持っています。
それを言葉にして表現できる子なのかどうか。
はたまた、モチベーションが見える形にできる子なのかどうか。

個性がありますので、ひとりひとりを見ていく必要があると考えています。
なるべくその子にあった言葉を選び、十把一絡げで対応しないように気を付けています。

「個別指導」の醍醐味は、ひとりひとりでアプローチを変えられることです。

とはいえ、すぐに本音を言ってくれることは少ないです。
本人すら自覚できていないことも多々あります。
私ではなく、もっと世代の近いコーチになら話せる子もいます。
保護者様の目を気にして優等生をしてしまう子もいます。

面談室という堅苦しい場だけでなく、教室でのあらゆる場面を通じて、
お子様が発する小さなサインや本音をじっくりと拾い上げていきます。

その上で、受験を目標とする子なら覚悟を確認したり、
もし、保護者様の希望とお子様の本当の想いにズレがあるならば、保護者様に代弁したりすることもあります。

親子だからこそ、直接話すとお互いに感情的になって伝わらない想いがあります。
だからこそ私が間に立ち、お子様の本心を「通訳」し、保護者様のご意向も伺い、
全員が心から納得して前に進める道を整理していくことを使命としています。

実際、中学受験を控えた小学6年生の子が
受験はしたいし、行きたい学校もあるのに、エンジンがかからない。
自宅では、うまく話ができずに、反抗期もあって、いい方向に進んでいないという保護者様からのSOSがありました。

本人と1対1で話をし、中学受験は必須ではないこと、第一志望にどこまでこだわりがあるのか、
公立への進学をどう思っているのか、なにが譲れないのか、
併願校をどこまで考えるのか、等を話し合いました。

こちらの価値観や判断を脇に置き、本人へ質問を繰り返すことで
自分の気持ちがどこにあるのかを感じて、考えてくれたように思います。

その子は、授業後も自習をするようになり、通塾日数や私に何を手伝ってほしいかを
具体的に言ってくるようにもなりました。

受験まで迫ってきていますが、本人が心から納得し、
腹をくくって覚悟した時に発揮されるパワーは、何倍にも膨れ上がります。

今後の成長と化けていく姿が今から楽しみです。

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