2023.05.19第1回全統共通テスト模試 数学ⅡB 問題分析&アドバイス

数I Aに続き、第1回全統共通テスト模試 数II B の問題分析とアドバイスとなります。

【第1問】 

〔1〕
単位円について正しい知識と理解があれば
難しい問題ではありませんでした。
三角関数だけでなく高1で学ぶ三角比でも
単位円は非常に有効です。
したがって高1の時点で単位円を完璧に
使いこなせるようにしておくことが大切です。
それが出来れば三角関数は得点源となり得るでしょう。

〔2〕
対数の性質通りに式変形していけば
あっさり正解に辿り着ける問題でした。
対数が苦手(嫌い)な人は多いですが
実は数II Bのなかで最も簡単な単元です。
苦手な方は、まずは対数そのものが
どういうものなのかをきちんと理解しましょう。
そのうえで対数の計算を正しく行えるようにしましょう。
話はそれからです。
見た目の難しさに騙されてはいけません。
難しそうに見せているだけです。

 

【第2問】
〔1〕
微分積分のオーソドックスな問題で、面倒な計算もなく
解きやすかったのではないでしょうか。
aの整数部分に関しては、ここまで丁寧な誘導がなくとも
求められるようにしておく必要があります。

〔2〕
この問題の肝であるはずの「最小値を相加相乗で求める」
という部分について、まさかの
「相加相乗の関係から」というヒントが書かれている
というサービス問題でした。
そこは伏せておいてほしかったですね・・・
※大半の問題では伏せてあります。
ということで、誘導が親切すぎたために
非常に簡単な問題だったと思います。

※第3問(確率分布)は省略します。
 

【第4問】
群数列の解き方の基本がわかっている人にとっては
とっつきやすい問題でした。
群数列が苦手な人も多いですが、それは
「最初にやるべきこと」を知らない人が多いからです。
まずはそれを学びましょう。
ベースとなる数列自体は等差数列のため、最後の問題は
公式に当てはめるだけという問題でしたが
意外とできない人も多いかもしれません。
また、数列は「検算の習慣の有無」も非常に重要です。
教える側には、普段からそういった指導が必要となります。

 

【第5問】
ベクトルのオーソドックスな問題でしたので
非常に簡単だったと思います。
ベクトルが苦手(嫌い)な人は非常に多いですが
その大半は「ベクトルは図形問題」というイメージを
植え付けられています。
そもそも、それが間違いなのです。
「ベクトルは計算問題」というイメージを持って
取り組めるようになるだけで
ベクトルに対する考え方は大きく変わります。

一般に数ⅡBの方が苦手という人が多いですが
今回のⅡBは、難しい問題が全くないという
非常に珍しいテストだったと思います。 
 
以上、問題分析とアドバイスでした。

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