2023.09.21【五ッ木模試】第4回 社会 問題分析と対策

みなさん、こんにちは。今回は

第4回 五ッ木のテスト会(以下、五ッ木)

における社会の問題分析と対策について
書かせていただきます。


【はじめに】
理科のところでも書きましたが
「社会は暗記科目」とは言い切れません。
もちろん、他の科目と比べると
覚えるべきものは多いかもしれません。
しかし、大切なのは

①テストに出ることを覚える
②覚えたことをテストで活用できる
力を身につける

ということです。

たとえば地中海性気候について。
地中海沿岸以外にも存在することを
知らない人がいます。
「夏に乾燥する」ということは知っていても
雨温図とリンクしていない人がいます。

テストに出ることを見極め、実戦的な問題で
活用できる知識を身につけましょう。
それが自分では困難であれば塾に頼りましょう。
塾はそのためにあるのです。


【大問1】
(2)ヨーロッパの国名・首都・位置に関して。
少なくともドイツ以西は覚えておきましょう。
(3)西岸海洋性気候の特徴(高緯度の割に
冬でも比較的温暖)とその要因について
自分で説明できるようにしておきましょう。
また、札幌市の北緯43度は覚えておく必要は
ありませんが、北緯40度線が秋田を通っている
ということは必須知識です。
(4)まず日本の食料自給率から考えて
アと書いての間違い以外は論外と言えます。
そのアですら、アメリカとイタリアの二択
ですから間違えてはいけない問題です。
(8)こういう問題の出来具合を見ると
どのように覚えているかがよくわかります。
たとえば、クロムウェルと清教徒革命は
つながっていても「いつ?」「どこで?」
「どんなできごと?」がわかっていない
という人は意外と多いかもしれません。
用語や人名を覚えただけで「わかった」
という気にならないようにしましょう。


【大問2】
(2)滋賀県に関する知識がなくとも
資料や会話の流れから正解を導くことが
できる問題ですので、こういった問題を
落としてしまうのは危険です。
きちんと考えて解く習慣がみについていない
という可能性が極めて高いと言えます。
(3)工業地帯・地域に関しては
代表的な都市名はもちろんのこと、
各工業地域の工業製品出荷額割合を示す
グラフは要チェックです。
テストでは基本的に「判断しやすい問題」
が出題されますから、京葉工業地域などは
特に覚えておきましょう。
(6)①は一見、グラフから読み取る問題
のように見えますが、これは基本的に
要暗記の知識です。
(7)選択肢の4つの平野はいずれも重要。
各平野に関する重要事項を説明できるように
しておく必要があります。


【大問3】
(2)中国の主要な王朝の変遷は要暗記。
必ず日本の時代とリンクさせましょう。
意外と勘違いしやすいのが金印の発見。
邪馬台国と混乱してしまう人がいます。
漢委奴国王と魏志倭人伝が混じるのかも。
西暦57年と239年ぐらいは覚えましょう。
(2)校倉造も一緒に覚えましょう。
他にも寝殿造や武家造、書院造といった
建築様式と文化の名称をセットで。
(3)②定番の年代順の並べ替え問題。
このぐらい時期がずれていれば年号を
知らなくても、時代の流れでわかるはず。
これを間違えるようだと勉強不足です。

一般的に「年号は覚えなくてよい」と
言われますが、これの真意は
「年号だけ覚えている人」への警告です。
歴史の勉強は年号を覚えることではない
という意味であり
年号は覚えられるのであれば覚えるべき
というのが私の持論です。
この問題の選択肢4つぐらいは
覚えておくべき年号だと思います。

(8)江戸時代の三大改革をはじめとする
行政の時代・内容は頻出です。
貨幣の質などは時代の流れを勉強すれば
より覚えやすくなります。


【大問4】
(2)①非常に重要な問題。
単に1.1%と覚えていても、計算できないと
(簡単とはいえ)正解できません。
「知識は使えて初めて意味がある」
というのがテストを作る側にはあります。
特に暗記科目と思われている社会においては
少しでもそこからの脱却させたいという
意図があります。
③も年号を問うような問題。
いずれも覚えておきたいものばかりです。
(3)ユネスコ世界文化遺産に関する問題は
今後も出題が予想されます。
普段から社会の勉強のためというよりも
教養として身につけていくべきでしょう。
日本のものについては全て覚えましょう。


以上で分析に関する記事は終了です。
対策についてですが、インプットがまだの方は

 自由自在問題集 一問一答 社会 (受験研究社)
 中1・中2の完全復習 社会(東進ブックス)

などで知識整理を行いましょう。

また、自分で勉強する際には
関連付けられる知識をなるべくまとめて覚える
ということを意識しましょう。

覚え方については、なるべく
語呂合わせなどは自分で考える
よう心がけると忘れにくくなります。

実は、私の社会の知識の大半は
もう何十年も前の中学時代に覚えたものです。
自分なりの覚え方で覚えたものは復習しなくとも
長い間、記憶として定着するものです。

とはいえ、自分で覚え方を考えるなんて無理
という方は塾に頼りましょう。
塾の先生は独自の覚え方をもっています。
たとえばアメリカの農業分布図。
一発で覚えられる方法をご存知ですか?
覚え方を教えるのも塾の大切な仕事なのです。

五ッ木模試で思ったように点が取れずお悩みの方は
 五ッ木模試の帳票をお持ちください。
 答案の分析を行い、アドバイスさせていただきます。

 

 

 

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