みなさん、こんにちは。
いよいよ2023年も残すところ後1ヶ月。
共通テストまでは残り約40日となりました。
時間がないように思いますが、40日ということは
夏休みよりも長いわけで。
ここからの頑張りで、間違いなくまだ伸びます。
ただ、今まで以上に勉強の仕方が大切です。
我流でなく、学校や塾の先生といった大学受験の
プロに相談しましょう。

さて、今回は日曜日に行われた

全統プレ共通テスト　数学ⅠA

に関する問題分析とアドバイスについて
書かせていただきます。

前回の全統共テ模試（第3回）は、数I A・数II B
どちらも私の予想通りの平均点でした。
何ともバランスの悪い模試でしたが
果たして今回はどうだったのでしょうか？

【大問1】
中盤までは非常に簡単な問題でした。
おそらく詰まる人が出てくるのは後半の解答欄ツ以降
ではないでしょうか？
解法としては、中学の三平方の定理で学んだものを
そのまま使うこともできますし、王道の余弦定理を
使って解くこともできます。
両方試してみましたが
う〜ん・・・あんまり変わらないかな？
高校数学に慣れすぎると、意外と中学知識の活用が
盲点になってしまう人も多いようです。
特に相似や円周角の定理といった発想が浮かびにくく
なってしまっていることも多いので意識しましょう。

【大問2】
データの分析に関する問題は、後半の式変形の出来に
差が出るでしょうね。
こういったパターンは、共テ形式の実戦問題集
特に河合の黒本をやり慣れていると楽勝なんですが
経験が乏しいと戸惑うかもしれません。
不慣れだと感じる人は練習しておきましょう。
最後のサのところは、答えが正しくても
正しい解き方で解いているか確認しておくべきです。

二次関数は共テになり最も傾向が変わった単元です。
今回も、昔を知る人間からは二次関数を解いている
感覚があまりない退屈な問題です。
文章通り処理していくだけで出来てしまいますので
特に難しくはないと思います。
従って、ここを落とすようだと、問題文の読み取りに
課題があると思って良いでしょう。
文章に沿った条件処理を意識しましょう。

【大問3】
ここからは選択問題。まずは確率です。
選択問題の中では、この確率が一番難しかった
と思われます（と言っても、最後だけですが）。
操作の回数が徐々に増えていくパターンは
最後の問題がやや難しい傾向にあります。
特に、それまでの求め方が作問者のイメージする
解法と異なる場合はお手上げということも。
自分にそういった傾向が見られる場合は
選択しないということも考えておきましょう。

【大問4】
整数の性質に関する問題。
解き慣れている人にとっては、作問者の意図を
感じ取りやすい問題だったと思います。
それに気づければ比較的解きやすかったのでは？
ただ、傾向として、整数問題は得意・不得意が
分かれやすい印象があります。
特に文系の方は整数を避ける人が多い印象です。
となると必然的に確率を選択せざるを得ない
ということになりますが、指導者側の立場から
選択問題のおすすめ順を述べるとすれば

整数　→ 図形　→ 確率

の順になります。
文系の人は「整数が苦手・嫌い」というだけで
最初から選択肢にない人も多いんですよね。
それは、あまりオススメできません。
今からでも間に合うので、強化しておきましょう。

【大問5】
平面図形に関する問題。
今回の選択問題の中では最も簡単だったはず。
1問目のように等しい大きさの角を求めるのに
正直に考えすぎる（真正面から考える）のは
マーク式の解き方ではありません。
うちの生徒にも、その話をしたばかりです。
つまり、単純に4択問題ですから、その４つを
順に考える方が簡単だということです。
マーク式にはマーク式の解き方があります。
そういったことを学ぶことも大切だと言えます。

また、最後の問題については、解答欄を見て
「難しそう」と敬遠する人もいるかと思います。
しかし、私はそう思いません。
むしろ、こういう方がラッキーだと考えます。
自分の答えが、こんな解答欄にピッタリはまれば
自分の答えに確信がもてるからです。
つまり、捉え方次第でプラスに受け取流ことも
できるということです。
自分の勝手な思い込みや先入観を捨て、今一度
フラットに見つめ直すことも大事です。
そのためには、的確なアドバイスを受けましょう。
そのために個別指導があるのです。
ゴールフリーくずは教室は、個別指導の中でも
特に高校生に強い塾だと自負しています。
最後の追い込みに、ぜひ頼ってみてください！

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