2023.12.08【五ッ木模試】第6回 英語 問題分析と対策

みなさん、こんにちは。

少し遅くなりましたが、今回は

第6回 五ッ木のテスト会(以下、五ッ木)

における英語の問題分析と対策について
書かせていただきます。
今回の平均点は37.8点とかなりの低得点。
次に低いのが数学の46.0点ですから
英語の平均の低さが目立ちます。
ちなみに、11月実施の五ッ木における
英語の平均を5年間遡ってみますと

2022年 36.1点
2021年 42.4点
2020年 37.2点
2019年 41.4点
2018年 49.6点

となっており、データだけ見れば
少し低いかな?という程度に見えます。
しかし、感覚的には
「問題レベルの割に低すぎる」
というのが正直なところです。
以前にも書かせていただきましたが
新指導要領になって英語に苦戦している
中学生が増えてきていると思います。
実際、成績分布のグラフを見ますと
昨年同様、20点台の人が最も多いのですが
問題レベルは今年の方が簡単だと思います。
五ッ木の英語は対策が必要であるとはいえ
かなり心配な数字です。

さて、前置きはこのぐらいにして


【大問1】
いつも通り長文読解。
自動販売機という身近なものがテーマだと
読みやすいと感じる人が多いと思います。
しかし、大意がつかめても解答力がないと
得点できないのが五ッ木の英語です。

(4)⑥なんかを落とすのは危険です。
関係代名詞が全くわかっていません。
関係代名詞は教え方にも問題があるケースも多く
英作文などで差が出ます。
しかし、この問題はそれ以前の問題です。
間違えている人は、この冬、徹底的に復習を。

(5)整序問題ですが、五ッ木は和文なしの
整序問題が多いので、最も対策が必要な問題です。
Aの正答率は9%。Bも14%しかありません。
この時期は関係代名詞も範囲に含まれるため
一段と複雑になっていると言えます。
こういう問題を正解できるようにするためには
問題に慣れることよりも、考え方そのものを
教えてもらう方が有効かと思います。

(6)の正答率29%が、中学生の英語の学力が
危機的現状にあることを示していると思います。
この時期にこの問題が解けないのは・・・

(7)英問英答の問題。
五ッ木は語数指定になっていて厄介です。
語数指定に対応できるかどうかは、そもそも
答え方のパターンを複数持っているか?が重要。
教えてもらっていないと難しいでしょう。
教える側の力が影響しやすい問題です。


【大問2】
文法問題です。
英語が苦手なコは文法が苦手。
文法が苦手なコは時制への意識が薄いと思います。
(2)②は非常に簡単な問題ですが、正答率25%。
過去時制であることに気づいていない人が多い?
(3)②も22%と正答率が非常に低いですが
問題としては基本中の基本の問題です。
「everyは単数」ということを知らないのか
知っていても活かせないのか。
いずれにしても正答率は低すぎますね。
このあたりを落とす人が多いため、全体の平均も
40点を下回ることになるのでしょう。
やはり、皆さん文法が弱いですね。


【大問3】
対話文の問題です。
好き嫌いが分かれるテーマだと思いますので
それが得点に影響した人も多いかもしれません。
かつて、ハニカム構造などが取り上げられた時は
受験した生徒たちが口を揃えて「難しかった」と
言っていたことを思い出します。
ただ、正答率を見ると、後半はほぼ50%以上。
大意が掴めていると、記号問題なら解ける
ということを示しているのだと思います。
もちろん、勘が当たったというのもあるでしょう。
一方、前半の記述問題は25%以下ばかり。
ここからも文法力の低さが見えます。
(3)は「多くの」「5倍」という表現を問うだけの
非常に簡単な問題なんですが。
和文なしの整序問題のように、論理的に考える力が
必要なものは仕方ないにしても、知っているかどうか
だけの問題は取らなくてはいけません。
覚えるべきルールや表現を一度、洗い出しましょう。


【大問4】
いつも通り文法問題。
(1)は不要な語がありますが、どれが不要かは
それほど難しくないとおもいますので
普通の整序問題と変わりません。
②などは和文が非常に素直な文ですので、文の通りに
文法に従って並べるだけの問題です。
これが正答率19%ですからマズいですね。

(2)は語数指定英作文。
①「相手を誘う」表現は、五ッ木の定番問題です。
五ッ木対策として4パターン覚えておく必要があります。
②in front of のようなイディオム知識の差も
非常に大きいと思います。
学校で習ったものだけでなく市販の英熟語テキスト
などを使って積極的にイディオムを増やしましょう。


以上が、英語の問題分析と対策になります。
そろそろ併願校や公立の過去問に取り掛かる人も
多くなってくる頃かと思いますが、大切なことは

周りに流されないこと

です。
周りが過去問を解き始めたからといって
必ずしも、自分も解き始める必要はありません。

基礎が固まっていないのに
覚えるべきものを覚えていないのに
過去問を解いても意味はありません。

まずは、きちんと基礎を固めましょう。
くずは教室なら、そのお手伝いができます。
過去問を解くのはそれからで十分間に合います。
過去問を何度も解き直したところで
実力が備わっていなければ得点できませんよ。

 

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