2024.01.24私大文系 数学受験のススメ 中編

みなさん、こんにちは。

前回の記事では、なぜ私大文系学部志望者の大半が
数学を選択しないのかについて、その理由を僕なりに
列挙してみました。
今回は、その理由の妥当性について書いています。

まず理由①の 高1で数学に限界を感じたから
ですが、そういう人には、こう問いたいです。

「高1の時から大学受験を意識して頑張ってた?」
「きちんと予習して授業に臨んだ?」
「暗記で乗り切ろうとせず、理解しようとした?」
「学校の先生は、わかりやすい先生だったの?」

これら全て当てはまるのであれば、数学選択は
諦めた方が良いでしょう。
しかし、そんな人、いるのでしょうか?
つまり何が言いたいかと言うと

自分の本当の力を知る前に諦めてないですか?

ということです。
これ、実にもったいなくないですか?
かく言う僕自身も高2の12月まで悲惨な成績でした。
そこから地道に勉強していくうちに少しずつ
できるようになった経験があります。
だから、同じような境遇のコに諦めてもらいたくない。
そんな思いで生徒には話をしています。


次に理由②の 社会は覚えるだけ
これって、本当にそうなんでしょうか?
それこそ妄想だと思うんですが。
仮にそうだとしても、世の中には「覚えるだけ」という
勉強が面白くなくてやる気が出ず、いつまで経っても
覚えられない人がいると思っています。
逆に、そんな人こそ、数学に向いていると思うのです。
もちろん、数学にも暗記は不可欠です。
しかし、暗記せずとも導けるものが多くあります。
また、単純な丸暗記でなく、理解の上に成り立つ暗記は
非常に忘れにくいという側面があります。
これって、暗記が苦手な人にもってこいの科目だと
思いませんか?
また、英語や古文・漢文・などは暗記するものが多く
そこに社会が加われば、勉強時間の大半を暗記が占める
なんてことになります。
もし、社会でなく数学受験にすれば、数学が
暗記に飽きた時の気分転換にもなるのです。


最後に理由③の 担任の先生のススメで
についてですが、担任の先生のほとんどが数学以外の
先生ではないでしょうか?
数学の先生以外は、私大文系の数学受験を嫌う傾向
というものがあるように感じています。
毎年、大半の私大文系の生徒が社会受験をしている
そんな環境下に長くいると新しいこと(担任にとって)
に挑戦するのには勇気が必要です。
大半を社会受験に誘導していれば、数学受験で合格
という成功体験もあまりありません。
そういった進路指導になるのは理解できます。
しかし、受験するのは担任ではありません。
そのコにとって、本当に向いているのはどちらか?
正しく判断できているとは限りませんよね?
ただ、数学の先生の場合は、的確に判断してくれる
可能性があると思います。
よく言われる「数学的センス」という言葉。
僕は、実際に存在すると考えています。
それを見抜いてくれる数学の先生の判断であれば
「数学ではなく社会を」に従うべきかと。
ただ、この「数学的センス」に関して言えば
そこまで高度なセンスは必要ないと思っています。

また、数学受験反対派の意見でよくある
「わからない問題が出たら終わり」という言葉。
確かにその通りです。
ただ、それを言い出したら全部の教科がそうですよね?
まぁ、数学の場合は1問でもそれがあればということ
なんだと思いますが、そもそも前提が間違っています。
きちんと勉強すれば、一部の難関大学を除いて
私立文系学部の入試問題では手も足も出ないような
問題が出ることはないのです。
したがって、こういった「脅し」に対し必要以上に
恐れることはないと思います。


と、ここまでに3つの理由について考えてきました。
一言で言うと

その理由、おかしくない?

ってことです。
そして、そんな理由で数学を受験科目からはずすのって

もったいなくない?

ってことでもあります。

というわけで、ここまでは数学受験という選択肢を
簡単になくす必要はないよ、もったいないよ
という話でした。
次回は、どうすれば数学が苦手でも数学受験が
可能になるのか?について書かせていただきます。

 

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