2024.03.08【講評】京都府公立入試・中期【数学】

みなさん、こんにちは。

くずは教室は枚方市(大阪府)と八幡市(京都府)の
府境(県境)付近に位置するため、大阪だけでなく
男山第三中学校をはじめとして八幡市の生徒も
通ってくれています。
したがって、京都の入試にも対応していく必要が
あります。

ということで、昨日実施された中期入試の問題講評
(分析)を行いたいと思います。
今日は数学です。

【大問1】
全体的に標準的なレベルの問題ばかりです。
その中で、うまく間違えやすい問題を入れています。
(4)は因数分解してから代入すべきという作問者の
意図は感じられますが、その必要性がない問題で
この形にした意味に疑問が残ります。
因数分解の問題自体がないだけに謎の問題ですね。
(7)は対称移動の問題で、一般的には出題率が
低い問題だと思います。
それだけに戸惑った人もいたかもしれません。
そういう意味で良い所を突いていると言えますね。


【大問2】
近年、出題されやすくなったデータの分析の問題。
(1)は見るべきポイントがわかっていれば簡単。
(2)は「必ずいえるもの」というこの種の問題では
定番ともいえる問題です。
論理的思考力が必要とされる意外と難しい問題です。
ただ、「すべて選べ」ではなく「2つ選べ」なため
やや解きやすくはなっています。
この種の問題は一定量の演習が必要だと思います。


【大問3】
一次関数の問題。
一次関数の応用レベルは差が出やすいと思います。
同じように図形も差が出やすいのですが、図形よりは
対策が立てやすく、やれば確実に伸びる単元です。
このレベルの問題であれば確実に取りたいところです。
PからQまでの道のりが出ないと5点を失います。
このように、一次関数は大量失点につながりやすい
といった面もあるため、確実に克服したい単元です。


【大問4】
良問だと思います。
底面の半径さえ出せれば、過去に解いたことのある
問題だとは思いますので取れるはず。
ただ、底面の半径は意外と出しにくいかも。
0点か4点か、はっきり分かれそうな問題ですね。
先ほどの一次関数もそうですが、数学は最初で躓くと
それ以降も落としてしまうという大問があるので
点数がブレやすい教科だと言えます。
特に図形問題は「見えないときは見えない」ので
そういう意味でも一次関数を得点源にしておきたい
と言えます。


【大問5】
平面図形の問題。
条件を丁寧に考えていけば作問者の意図が
はっきりと伝わってくる考えやすい問題だと言えます。
(1)などは勘でも当たりそうな答えなので
こういった問題で整数値となる答えは避けるべきだと
個人的には思いますね。
大阪の入試問題(B問題)では平面図形の場合は
証明問題になることが多く、さらに
空間図形の体積などが出題されるため
いわゆる「捨て問題」になりやすいのですが
このぐらいだと「捨て問題」にはしにくいですね。
少なくとも(2)までは取りたいところです。


【大問6】
規則性(三角数)の問題という括りになるのでしょうが
場合の数の問題という見方もできます。
その場合、塾でnC2という求め方を教わっているコも
多いと思いますので、それだと瞬殺という感じです。
規則性(数列の特徴)はすぐに気づくでしょうが
それをnの式にするとなるとやや難しいかと思います。
それだけにnC2の知識の差は大きいと思います。
そういうことを教える立場にありながら変な話ですが
公立入試では、なるべくそういった知識の有無が
大きな影響を与えない問題が望ましいと思います。

規則性の問題はよく出題されますが、本来その考えに
矛盾がないことを示さなければいけないと思うので
出題の仕方もしくは出題そのものに疑問があります。


以上で数学の講評を終わります。

 

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