2024.04.15【教育業界】謎の言葉「教務力」 〜後編〜【通説】

みなさん、こんにちは。

今日も私にとって謎の言葉「教務力」について。
前回の記事で、こんなことを述べました。

知識があっても、成績アップや合格に繋がらないなら
やる気アップに繋がらないならそんな知識は不要。
そんなことより、もっと大切な「技術」がある。

ここでの知識とは、教科・学校・入試・勉強法
などに関するものを指しています。
もちろん、これらがあることは、その人にとっても
子供や保護者にとっても一定の価値はあるでしょう。
しかし、その一方で、こんなことを思いませんか?

で、結局、成績は上がるんですか?
やる気になるんですか?

極端なことを申し上げると、つまるところ
どんな手法であれ、成績やモチベーションを
上げてもらえるなら何だって良いというのが
子供たちや保護者様の本心だと思います。
そして、その当たり前のニーズを満たすには
知識よりも「技術」が大事であるということです。
では、この「技術」にはどういったものがあるのか?

その昔、個別指導は補習塾という時期がありました。
つまり進学のためではなく学校の授業内容を理解する
という目的の時期がありました。
時代か変わり、今や個別指導だけで進学を目指す
ということが当たり前となりました。
しかし、いまだに技術的な進歩はほとんどないのが
実情であると思っています。
それは、転塾して来られる方が増えるこの時期、
毎年のように実感します。

なぜ1年以上、個別指導に通ってこの状態なの?
この問題、そんな解き方を教わったの?

と驚くことが非常に多いのです。
明らかに技術不足な講師が、教えているんだろう
ということが容易に想像できます。

くずは教室では講師採用時にさまざまな「技術」を
本部研修に加え、教室長自ら行う授業研修により
習得させています。
もちろん、この研修を行うことで完璧な「技術」が
身につくとは思っていません。
なぜなら「技術」の向上にゴールはないからです。
何十年もかけて技術を身につけたとしても
その何十年の間に世の中も子どもたちも変化します。
習得できたつもりでも既に時代遅れ何もしれません。
時代遅れの研修にならぬよう、研修を行う私自身も
継続して実際に授業を行っています。
実際、くずは教室に来て10年目になりますが
この10年で研修内容は大きく変えました。
特に意識していることは、より「実践的」なものに
ということです。

たとえば、五ッ木模試の英語の問題は教え方一つで
点数に大きな差が生まれることを自分が実際に
授業を受け持ったことで学びました。
そこで学んだことをベースに

五ッ木の英語の点数アップのための解説

という研修を開発し、実践するようになりました。
この研修は、手法としてゴールフリーの他教室にも
レクチャーしたことはありますが、残念ながら
手法だけ学んでも意味がないのです。
講師に「技術」を習得させるのが目的であり
そのための研修を行う側にも高い「技術」が
必要となるということです。
そして、その高い「技術」を身につけさせるには

①指導する側が高い「技術」を示してあげられること
②指導する側が、その「技術」のポイントとなることを
 言葉に起こすことができる「技術」を持っていること
③学ぶ側に「技術」を吸収することができる資質が
 備わっているかを面接で見極めること
④研修時にその場で「技術」的なミスを指摘し
 具体的な改善案を示せること
⑤学ぶ側が、その教えに納得・共感していること

以上5点が必要だと思っています。
これは、ある意味では伝統工業の職人さんに通じる
と思っています。
その伝統工業の世界では、後継者不足という問題を
抱えていらっしゃるとのこと。
一見、この業界では無関係なことのように見えます。
しかし、そういった高いレベルの「技術」を持った
本当の職人さんレベルの講師となるとどうでしょう?
高い技術を身につけさせるために、先述のような
要件が必要だと仮定すれば、言わずもがなです。

新しく塾を選ぶ際には、その塾の担当者の方に
「技術」について聞いてみてはいかがでしょうか?

 

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