2024.04.19【考察】4月18日実施 全国学力テスト 中3数学

みなさん、こんにちは。
昨日行われた

全国学力テスト

今年は数学と国語だけでしたが、早速、数学の問題を
確認しました。以下、その考察となります。

【大問1】
「文字を使った式」に関する問題。
中2の最初に出てくる内容のため、くずは教室では
春期講習にて取り組んでいます。
この問題自体はできなくてはいけない問題ですが
この問題では、どこまで本質を理解しているかを
知ることはできません。

・そもそも何故、文字を使うのかの理解
・文字を使うことで証明になっていることの理解
・共通の文字を使うことに対する理解
・異なる文字を使うことに対する理解

こういったことまできちんと理解できているコの
割合はどれぐらいなのでしょうか。

【大問2】
「文字について解く」という問題。
そもそも「yについて解く」の意味がわからない
といったコもいるであろうと推察されます。
それだと、解ける・解けない以前の問題ですね。
せめてその意味ぐらいは覚えておいてほしいもの。
こちらも中2の最初の内容なので、ちょうど今
勉強しているぐらいでしょうか。
数学が苦手なコでも確実に取れるようになる問題
であると言えますが、教える側の力量差が表れる
問題でもあります。
やり方を教えて、その通り忠実に解くということを
どれだけ徹底できるかが鍵ですね。
教えた通り忠実にやれば良いだけなのですが
苦手なコにとっては、それも難しい場合があります。
つい楽をしようとして、手順を飛ばしたりして
間違えることがよくあります。
手順を飛ばしたことで間違えたということを
教訓としてインプットさせることが大切です。

【大問3】
対称移動に関する問題。
4択ですから25%の確率で当たることを考えると
こういう問題における正答率はどう捉えて良いのか
判断の難しいところですね。
入試ではなく学力測定が目的だとすると
問題としては適切でないのかもしれません。

【大問4】
同じく4択の問題ですね。
中2の2学期に習う一次関数の問題。
少なくともアとエを選んでいたら、かなりまずい。
学校としては、そこは見ておくべきでしょう。
同じ間違いであっても、必ずしも同列に扱える
ということではない気がします。

【大問5】
中2の終わりに習う確率の問題。
確率の中でも基礎中の基礎の問題ですので
これを間違えると辛いですね。

【大問6】
(2)も「式による説明」の問題。
選択肢から選ぶわけではないので、理解度が
そのまま出るわけですが、説明の出だしの部分が
書かれていることでかなり簡単になっています。
(3)は予想だけさせて終わりの問題。
具体的に数字を入れれば誰でも予想はつくので
こういう問題にあまり意味を感じませんが
「自分で数字を当てはめて考えてみる」ということも
できないコはいるので、それができているだけでも
良しとするべきなのでしょうか。

【大問7】
何も意識せずに読み進めていくと、まさかの
「データ」に関する問題で、やや驚きがありました。
どこか共通テストに通じるような問題です。
ただ、問題自体は残念なぐらい
このシチュエーションに意味がありません・・・
「難しく見えて全く難しくない問題もあるよ」
という学びを得てもらいたいということでしょうか?
それぐらいただただ残念な問題でした

【大問8】
一次関数の問題。
関数というだけで拒否反応が出るコは多いと思います。
(2)は答えを問われているのではなく求め方を
問われていますので、答え方に注意が必要です。
あまりこういう問題に慣れていないと戸惑うかも。
(3)の強・弱は2択とはいえ良い問題です。
数学的なアプローチで解くべきだという考えも
あるとは思いますが、個人的には感覚的にも
理解してもらいたいところです。

【大問9】
(1)は合同の証明の問題。中2内容です。
この図と全く同じ図を目にしたことがあるでしょう。
(2)はやや思考力が必要な問題です。
ただ、こういった問題が間違えていた場合、教える側が
意識しておかなくてはならないのは思考力の有無
ではありません。
解けなかったり間違えているコの中には
そもそも考える(挑戦する)ことすらしていないコが
かなりの数いるのだということです。
難しそうだから、苦手だからといった先入観だけで
簡単に「試合放棄」してしまうコを減らすことが
教育の現場では大昔から続く永遠の課題だと思います。


以上で考察を終わります。

 

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