2024.04.23【考察】なぜ高校数学でつまずくのか?【高校数学】

みなさん、こんにちは。

毎年この時期、高1生と話をしていると話題になるのが
学校の授業の進度の速さと雑(と感じている)さです。
特に数学のそれは、他の教科と比べて顕著のようで
ほとんどの生徒が
「(合格した時に塾を辞めず)続けておいて良かった」
「塾でやってなかったらついて行けていない」
と言います。
なぜ、それほどまでに高校数学は難しいと感じるのか?
今日はこのことについて述べたいと思います。
もちろん、理由は複数あると思いますが
今日ここで取り上げたいのは

中学数学の当たり前が、高校数学では通用しない

ということです。
そして、そのことを高校の先生が十分に説明をせずに
授業を進めていることが原因の一つだということです。

具体的に説明します。
中学数学の当たり前の例として、中2で学ぶ
「等式の変形」という単元があります。
たとえば 3ab=6 という等式を「bについて解け」
と言われるわけです。
これを平気で「両辺を3aで割る」と教えます。
しかし、高校生になった途端に
「不用意に文字で割るな」と教えられます。
中学数学の当たり前を否定されるわけです。
当然、子どもたちは混乱します。

このこと(中学数学と高校数学)は、たとえるなら
軟式テニスと硬式テニスぐらい違うと思ってもらえば
良いのではないかと思います。
テニスの場合、その2つが異なるということを生徒が
わかったうえで行っていると思いますが、それでも
担当の顧問やコーチから最初に指導が入るでしょう。

一方、数学はというと、そういった違いに言及せずに
当たり前のこととして進んでいくのが現状です。
どの高校の数学の授業もそんな感じです。
高校の数学の先生はとても頭が良いので、当たり前の
レベルが高すぎるのだと思います。

たとえば、高1になったばかりのコに
よくこんな質問をします。

「a と -a はどちらが大きい?」

正しく答えられるコはほとんどいません。
しかし、高校の先生には当たり前すぎてこんな問題で
間違えることが想像できていないように思います。
しかし、多くのコは -a を負の数だと思い込みます。
高校生になったばかりのコ達の多くはそんなものです。
それをわかっている者が教えるのと
わかっていない者が教えるのとでは
わかりやすさに差が出て当然だと言えます。

高校数学は、中学数学よりももっと論理的であるため
きちんと納得できれば、本来、もっと面白いはずです。
早期に中学数学における常識や思い込みを打ち破り
論理的に考えて理解できた時の楽しさ・面白さを
与えてあげられて初めて先生と言えるのではないかと。

高校生になった時、そういったことを与えてくれる
数学の先生に当たれば良いのですが、現実には
そういった話をあまり聞きません。
その結果、不幸なことに早々に数学を諦め
「私大文系」の道を選んでしまうコが多いことを
非常に残念に思います。

教える側が、子どもたちに数学の楽しさ・面白さを
きちんと伝えることができれば、高校生活は
きっと一変するでしょう。
今からでも遅くありません。
我々を頼ってみてください。
数学の楽しさ・面白さ、「わかる」ことの嬉しさ
感じてもらえると思っています。

数学やろうぜ!

 

#楠葉 #樟葉 #受験 #入試 #春期講習 #個別指導 #個別 #転塾 #受験 #中学受験 #高校受験 #大学受験 
#予備校 #講習 #樟葉駅 #枚方 #中学入試 #高校入試 #大学入試 #国語 #数学 #英語 #理科 #社会 #共通テスト #共テ #数学受験 #文系 #令和7年 #数学IIBC #キャンペーン #大阪府公立高校 #公立高校入試 #京都府公立高校 #中期 #B問題 #C問題 #高校数学 #数学

PAGE
TOP