2024.05.18英検3級取得率50%の真実
みなさん、こんにちは。
5月9日に文部科学省が公表した
令和5年度「英語教育実施状況調査」
によりますと、中3生の英検3級取得率が
調査以来初めて50%に到達したとのこと。
さらに、それを都道府県別・政令市別に見ると
福井県・さいたま市がともに8割を超える結果
となった一方で、佐賀県や新潟市など3割台
の地方自治体もあったとのニュースを見ました。
政府の目標とする取得率6割や福井県・さいたま市の
結果について否定的な意見を述べるつもりは
毛頭ありませんが、教育業界に身を置く者としては
モヤっと感が否めないのが事実です。
今日はそのことについて書きたいと思います。
まず最初に、英検3級の位置付けを確認しておきます。
英検3級とは、一般に「中学校卒業程度」であると
言われているのはよくご存知かと思います。
ところが、現場にいますと、このことが全くの
デタラメであると思えてくるのです。
あえて少し乱暴な言い方をしますと、英検3級は
「誰でも合格できる」
と言っても良いぐらいのレベルです。
もちろん、そう言い切るだけの根拠があります。
毎年、春から夏にかけて中3生の入会が多数あります。
その中にはすでに英検3級を取得済みの方も数多く
いらっしゃいますが、文法が弱すぎるコが多いのです。
そういう実態をよくわかっている者からすれば
政府の目標に意味を感じなくなります。
また、地方自治体別に見ることそのものは悪いことだと
思いませんが、数字の根拠を学校や教師と結びつけて
語るのは、少々乱暴すぎると思っています。
なぜなら、そこには塾の関与があるからです。
これは英検に限ったことではありません。
中学生の通塾率を考えれば学校の方針や教師の力量と
結びつけて結論づけてしまうのは非常に危険です。
どこそこの自治体の成果が高いからといって
そこの見学をしたり、ベンチマークされますが
そもそもの前提が間違っていれば意味はありません。
本当に公教育の実情を語るには私教育を無視することは
できないと思うのです。
しかしながら、もう何十年もの間、そういった乱暴な
分析が行われ、それに基づいた改革が行われている
ということを非常に残念に思っています。
#楠葉 #樟葉 #受験 #入試 #春期講習 #個別指導 #個別 #転塾 #受験 #中学受験 #高校受験 #大学受験
#予備校 #講習 #樟葉駅 #枚方 #中学入試 #高校入試 #大学入試 #国語 #数学 #英語 #理科 #社会 #共通テスト #共テ #数学受験 #文系 #令和7年 #数学IIBC #キャンペーン #大阪府公立高校 #公立高校入試 #京都府公立高校 #中期 #B問題 #C問題 #高校数学 #宿題 #中間テスト #期末テスト #定期テスト #夏期講習 #英検