2025.02.202025年京都府公立入試・前期選抜 数学 問題講評

みなさん、こんにちは。
今回は2月17日に行われた

京都府公立入試・前期選抜 数学

の問題講評を書かせていただいております。
ゴールフリーくずは教室は、その名の通り
大阪府枚方市の南楠葉に位置しておりますが
京都府八幡市にも近いことから、京都のお子さんにも
お通いいただいております。
そのため、京都の公立入試問題の分析も必要です。
以下、大問ごとに簡単にまとめております。

【大問1】
全体的に平易な問題ばかりですので確実に得点したいところ。
気になった問題は(8)ぐらいでしょうか。
通常、2次関数の変域の問題はx=0を含む問題が出題されますが
今回、そのパターンではありませんでした。

【大問2】
確率の問題。
定番の「2つのサイコロ」の問題なので、大問1に続きこちらも
確実に得点していところです。
特に触れておくような内容はありません。

【大問3】
二次関数・一次関数・反比例の3つのグラフが融合した問題。
(1)(2)はごく普通の問題です。
(3)ですが、回転体の問題自体はよくあるものの、少しだけ
ややこしい(といっても高が知れていますが)問題。
計算は楽なので図がイメージできれば解けるでしょう。

【大問4】
今回、最も難しかったのが大問4の(2)ですね。
大阪の問題もそうですが、立体の体積を求める問題は
最も難しくなっている傾向にあります。
したがって、立体の体積を求める問題は、目標点に応じて
いわゆる「捨て問」として扱っても良いかと思います。
こういった問題は、あまり学校では扱わないと思いますので
かなり対策が必要だと思います。
大阪の公立C問題などで練習するのが良いでしょう。

【大問5】
複数の図形が入り混じった平面図形の問題。
図形が苦手な人にとっては、大問4と同様に難しく感じたかも
しれませんが、気付きにくい相似を証明として出題してある
というところに「やさしさ」を感じる問題ではあります。
個人的に中学数学で最も難しい内容は「相似」だと思います。
ただし、相似の証明問題はそれほど難しくありません。
難しいのは、自分で相似に気づかなくてはならない問題です。
最初に証明をさせることで「辺の比を利用できるよ」と
教えてくれているわけですから、それを使えばOKです。
しかし、数学が苦手なコはそういった作問者のメッセージに
気づかないことも多いので普段から意識させる必要があります。

【大問6】
規則性の問題。
今回、最も良問だと思いました。よくできた問題だと思います。
問題レベルは「標準」と分析されている他塾様もありましたが
我々のような教えている側の者が感じる以上に、生徒にとって
難しく感じる問題ではなかったかと思います。
この問題を良問と感じた理由は
「日常と数学を結びつけた点」にあります。
共通テストでも、こういったことを目指している感じですが
あちらはかなり無理がある設定で、あまり意味もないため
むしろマイナスな印象すらあります。
今年の「噴水と二次関数」や昨年の「3進法のタイマー」とかが
その典型ですね。
それらと比較すると、無理のない設定かつ意味のある問題で
よくできていると感じました。
また、同じ考え方であるとはいえ、一度に8箇所の規則性を
考えるというのも良い点であると思います。


【総評】
全体として、うまく難易度のバランスが取られており
公立の入試問題としてはよくまとまっていると感じます。
ただ、根本的な話になってしまいますが
京都の入試問題は「配点に差がない」というのが気になります。
配点がほぼ2点か3点ですから、難しい問題を取る意味が
どこまであるのか?ということになってしまいます。
大阪のB問題の場合、3〜7点まで配点に幅があります。
しかも7点問題が難しいというわけではなく
記述形式の問題が高い配点となるよう設定されていますので
記述の仕方や部分点の取り方といったところにまで
目を向ける必要が出てきます。
どちらが良い・悪いの話ではないのかもしれませんが
個人的には配点にもう少し差があった方が良いように思います。

 

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