2025.06.17【高校数学の勉強法】 参考書について
みなさん、こんにちは。
今日から数回にわたり、書かせていただくテーマは
高校数学の勉強法。1回目の今回は
参考書について
です。
勉強で行き詰まった人や受験勉強をするために
欠かせないのが参考書です。
しかし、高校数学に限って申し上げるならば
参考書が本当に役立つ人というのは、ごくわずかです。
これはどういうことか、順に解説していきます。
まず、参考書は大きく分けると2種類あります。
1つは、学校の授業内容つまり基礎を学ぶためのもの。
もう1つは、大学受験のためのもの。
もちろん、後者は前者の内容を含んでいますが
大きく分けるとその2つということになります。
まず、基礎を学ぶための参考書についてです。
この種の参考書は非常に大きな問題点を抱えています。
当たり前ですが、これを使いたいと考える人というのは
基礎的な内容がわからない人ということになります。
それを想定して作られているはずですが、その想定が
実情に遠く及んでいないという大きな問題があります。
このことは、自分自身が長年にわたって個別指導にて
高校数学を教えてきたから言えることなのですが
これらの参考書は「当たり前のレベルが高すぎる」
と思っています。
実際の授業では、当然このぐらいはわかるだろう
という「当たり前のレベル」があります。
しかし、それは百発百中ではありません。
予想以上に、もっと基本的なことから教えないと
理解してもらうことが難しいケースは多々あります。
個別指導なら教える側がそれを感じ取って随時修正する
ということが可能です。
また、その修正能力こそが個別指導講師の力量差である
とも言えます。
しかし、当然ながら参考書では修正ができません。
であるなら、その「当たり前のレベル」をかなり下げて
作るべきだと言えますが、そういった参考書は
ほぼ存在しないのが実情です。
ただ、参考書は持ち運んで使うことも想定しています。
そうなると、自ずとページ数は制限されてしまいます。
結果、当たり前のレベルを上げざるを得ない
ということもあるかもしれません。
しかし、電子書籍も普及してきた現在であれば
その問題は解決しますので、そういった参考書が
作られることを期待したいところです。
次に、大学受験のための参考書について。
まず先に申し上げておくと、中堅以上の国公立大学の
二次対策ということであれば役に立ちます。
極論すればそれ以外は残念ながらあまり役に立たない
というのが僕の見解です。
特に、共通テスト対策で参考書を使っている人は
今すぐ勉強法を見直した方が良いとまで思っています。
ここで、少し話は逸れますが2つお話ししたいことが。
まず1つ目は、それらの参考書を丸々1冊終えた人
というのがどれぐらいいるでしょうか?
少なくとも僕の周りには、ごく少数しかいません。
大半が途中で挫折したか、もしくは勉強法を変えた
ということを表しているのではないかと思っています。
では、なぜそのようなものに手を出してしまうのか?
これが2つ目のお話です。
大別すると次のような感じでしょうか。
①自分で書店で見て、良いと思って選んだ。
②学校の先生に勧められた。学校で買わされた。
③周りのコが使っていたので。
④ネットの情報やインフルエンサーの影響。
この中で最も気になるのは④です。
僕は、大学受験のための勉強法をネットで調べるのは
あまり良くないと思っています。
その理由は、それらの情報の大半は
難関国公立大学受験向けの内容になっているからです。
それらの情報を発信しているのは
東大生や予備校関係者などが多くないでしょうか。
それは、情報を受け取る側が、潜在的にそういった
バックボーンを求めていることを発信者側が
知っているからそうなるわけです。
自戒の念を込めて申し上げますと、僕自身も
そういったバックボーンに影響されることがあります。
「○○大学の教授が言っているから」ということで
その情報の信頼度が自分の中で自然と高まっている
なんてことが自分の中で起こっていると思います。
先ほどの例に戻すと、東大生や予備校関係者の情報
ということで、勉強法を鵜呑みにしたりしていないか
ということを冷静に見つめ直すべきかもしれません。
自分とは志望大学の難易度が全く異なるのに
インフルエンサーのおすすめ参考書を使い
おすすめの勉強法で受験勉強をしていないでしょうか。
この時期、数学の受験勉強がうまくいっていない人は
自分に合った勉強法を見直す時期かもしれません。
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