2025.09.10テストで20点上がっても合格に関係ない?評定と入試のリアル
みなさん、こんにちは。
早いところでは今週・来週に中間テストが行われます。
特に中学3年生にとっては
「評定に影響する大切なテスト」
と思われがちですが、今日は少し違った視点からお話を。
定期テストと評定の関係
ご存じの通り、公立高校入試では「内申点(評定)」が
点数化され、合否に直結します。
そのため、定期テストの点数はとても重要です。
しかし、次のようなケースがあります。
• 前回より20点上がったAさん → 評定は変わらず
• 前回より20点下がったBさん → 評定は変わらず
つまり、点数が上がった・下がったことそのものは
評定に反映されなければ「意味がない」という見方もある
ということです。
現在の中学校では「絶対評価」が基本です。
そのため、以前のように「○点上がったから評定が上がる」
というような仕組みではなくなっています。
ひと昔前とは異なり、絶対評価となった今日、
5段階評価の4は比較的簡単に取れるようになっており
1や2という評価はほとんど見られなくなっています。
そういった時代だからこそ、以前のように
「○点上がった」ということの意味が薄れてきた
と感じています。
本当に大切なこと
もちろん、点数アップは努力の成果です。
点数アップは本人の自信にもつながります。
ただし、「志望校合格」という最終目標においては
別の視点も必要です。それは
• 定期テスト対策に時間をかけすぎて
受験勉強自体が止まっていないか
• 模試や実力テストに備えた勉強を継続できているか
という視点です。
それを踏まえ、勉強法を見つめ直す必要がある人も
中にはいらっしゃるのではないでしょうか。例えば
テスト2週間前からは定期テストに全力投球!
といった勉強法は現代にマッチしていません。
今回のテストで評定が1上がる可能性があるなら
そこに賭ける意味はあるかもしれません。
いや、確実に1上げる気でやるなら良いでしょう。
しかし、単に「前回より少しでも点数を上げたい」
のような気持ちでテスト対策を行うのは
あまりオススメできません。
そこを冷静に見極め、今行なっている「はず」の
「受験勉強」のペースを崩さないことが重要です。
定期テストに意識が向きがちなこの時期だからこそ
受験勉強の軸を崩さないことこそ最重要である
ということを忘れないようにしてほしいと思います。