2026.02.12巷に蔓延る やってはいけない勉強法 ── 公立高校入試直前、過去問の落とし穴

みなさん、こんにちは。
私立高校入試が終わり、合格発表の時期となりました。
合格を勝ち取ったみなさん、おめでとうございます!
しかしながら、公立高校が本命の方々にとっては
これからが正念場。
ここから1ヶ月間、どのような勉強をすれば良いのか?
と悩まれている方も多いかもしれません。

勉強法は人ぞれぞれ。
自分にあった、自分が「これ」と信じられる勉強法を
貫いていただけば良いのですが、個人的に

これだけはやるな!

と思っている勉強法をご紹介したいと思います。それは

赤本(過去問)を何周もやる!

という勉強法です。

毎年のように、うちの生徒たちから

「友達が『もう過去問を○周やった』って言ってる」

というような話を聞きます。
友達のそういった話を聞くと、やっていないことで
不安になり、思わず出てしまう言葉です。
しかし、その度に笑いながらこう言います。

全く同じ問題なんか、ほぼ出ないんやから
何周もしなくていい

さらに、こう付け加えます。

過去問を何周もやるのは、それ以外に思いつかない人
塾や学校が「過去問を何周もやれ」って言ってくるのは
単なる手抜きのアドバイスやねんから気にせんでええよ。

そう。巷に蔓延る「過去問やれ!」のアドバイスは
指導者にとって誰に対しても使え、何も考えなくて良い
ある意味「禁断の魔法の言葉」なのです。

もちろん、過去問をやる意味は大いにあります。
しかし、大切なのは時期と本質的な理解です。
まず、ふさわしい時期に過去問を解くことです。
時期が早すぎるのはあまり意味がないと思っています。
そして、これが最も大事なことですが

過去問の解説を鵜呑みにしないこと

です。
過去問の解説は当たり前のことや必要最小限のことしか
書かれていなかったりといったことが多く
その問題を通じて得るべき「周辺知識」や「思考の流れ」
を掴むのは難しいと言わざるを得ません。
さらに、その状態で何周もやることにより

わかっていないのに わかった気になる

という状況が生まれやすくなります。
本質的理解には至っていないのに正解できている
という状況が生み出す勘違いほど怖いものはありません。
もちろん、そのことを十分承知したうえであれば
何周もやることを否定はしませんが。

では、どうするのが良いのか?ですが
過去問こそ、きちんと解説をしてもらうべきです。
塾の先生や学校の先生を頼るべきです。
その先生が「当たり」なら、その問題を通じて
さらなる学びを与えてくれることでしょう。
できれば、過去問をやる前に入試形式の予想問題などで
十分に演習を積んでから取り組んでほしいと思います。
とはいえ、市販の予想問題などは数えるほどですので
塾に相談するのがよいかと思います。

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