2026.03.122026年度大阪府公立入試 理科 問題講評 〜衝撃!史上最も簡単な入試問題〜
一番最後の問題を解くまで
ペンを握る必要がありませんでした。
昨日行われた
令和8年度 大阪府公立高等学校入学者選抜
の理科を解いてみての感想です。
試験後、生徒たちに感触を聞くと口を揃えて
「理科がめっちゃ簡単やった!」
「簡単すぎて時間が余った」
と言うのです。
半信半疑で問題を解いてみたのですが、
その感想も納得の内容でした。
今回は、その理科の問題について
簡単に講評してみたいと思います。
【大問1】生物分野から植物や消化に関する問題。
ほぼ知識を問うだけの問題ばかりでした。
後半、少し考察問題がありますが非常に簡単で
1問も落としたくない問題だったと思います。
こうなると「理科は暗記教科」と言われても
仕方がないですね。
【大問2】物理分野から運動や力に関する問題。
(5)慣れていないと間違えそうなのはこれかな?
グラフの問題では、当たり前のこととはいえ、まず
横軸と縦軸をしっかり確認する必要があります。
Kさんのまとめの中に「一定の割合で速さが増加した」
とあるため、この「一定」という言葉に釣られ
直線を選んでしまった人もいるかと。
落ち着いて縦軸が何を表しているのかを確認した後
4つの点を確認しても正解できるのに、時間を気にして
そういうことを怠り、間違えた人もいたのではないかと。
(6)引っかかりやすい問題。
分力Aに関して意識を向けることが多い図であるため
分力BではなくAだと思い込んで解いた人もいたでしょう。
特に、普段から問題文をきちんと読まない悪癖が
身についてしまっている人は引っかかりやすいですね。
(7)②も引っかかった人も多いかもしれません。
こういう問題では、おもりの質量に注目することが多く
今回のように「台車の質量」が主語になっている問いは
うっかり間違えてしまう可能性があります。
(6)もそうですが、あえてミスを狙った?という気も。
全体としては、ミスで落としてしまいそうな問題は
あるものの、レベル的には非常に簡単です。
大問2も落としたくない問題ばかりでした。
ここまで解いた段階で、
「これはかなり簡単だな...」という印象でした。
まだ半分ほどしか解いていませんが、
ここまでの問題はほとんどが基本問題で、
計算らしい計算もほとんどありません。
「理科が簡単だった」という生徒たちの感想は
どうやら本当のようです。
続きを見ていきます。
【大問3】化学分野からイオンに関する問題。
苦手な人の多いイオンの単元ですが、問題としては
非常によく見かけるものなので簡単だったかと思います。
その中で最も難しいものを挙げるとすれば(8)かな?
それでもよく見かける問題なので慣れていれば簡単です。
あえて言及するような問題はありません。
この大問3も落としたくない問題ばかりでした。
【大問4】地学分野から気象に関する問題。
あまりにも簡単すぎて触れるべきことがありません。
特に序盤の問題はグラフを読み取るだけの問題で
その後も学校のワークかと思うほどの問題が続きます。
思考力が必要なのは(7)ぐらいでしょうか。
と言っても簡単ですが。
大問4も落としたくない問題ばかりでした。
【総評】
今回の理科は、
現行の入試制度になって最も簡単だったと思います。
一番最後の問題を解くまで
ペンを握る必要がありませんでした。
つまり、それほどまでに
計算らしい計算がほとんどなかったということです。
大問1のところでも触れましたが、こういう問題だと
理科は暗記教科
と思われても仕方がありません。
理科・社会は英数国とは異なりC問題が存在しません。
このレベルの問題を出してしまうと
いわゆる上位校だけでなく中堅校でも9割以上の得点が
続出してしまうのではないかと思います。
あえて平均点が高くなることを狙った出題なのであれば
それはそれで意図のある問題と言えるでしょう。
ただ、そうでないとすれば
作問者の意図がどこにあったのか気になるところです。
また、今後、毎年このレベルの問題となるなら
塾としての対策も大きく変わっていくことになります。
今までは思考力の必要な問題や少し複雑な計算問題も
できるようにと対策を行ってきましたが、
今後は次のような力がより重要になるかもしれません。
・基本事項を確実に押さえた学習
・典型問題を確実に解けるようにする力
・取りこぼしをなくす力
がこれまで以上に重要になるのかもしれません。
ゴールフリーくずは教室としては、今年の入試問題を踏まえ
指導内容を見つめ直していきます。
