2025.08.01話せない・書けないの原因は国語力?基礎力アップのポイント

うまく話せない・書けない・読めない...
その悩み、"国語力"がカギかもしれません。

こんにちは、ゴールフリー千里山教室です。

お子さまに、こんな様子はありませんか?

・人に説明するとき、話が長くなることや、話題が飛んでしまうことがあり、結局何が言いたいのかわからない
・感想文や日記で「何を書けばいいかわからない」と止まってしまう
・算数の文章題を読んでも、何を聞かれているのか理解できていない

実はこうした「うまく伝えられない」「問題が読み取れない」といった悩みの背景には、"国語力"の不足が関係していることが多いのです。

「主語・述語・目的語」なんて当たり前?

文章を読む・書く・話すときの基本は、

主語・述語・目的語(・修飾語)です。

「そんなの当たり前でしょ!」と思われるかもしれません。
確かに、小学校でも習うごく基本的な文法です。

でも実際に文を書いたり話したりするときに、
主語と述語がつながっていない目的語が曖昧というケースは非常に多いのです。

この文の主語・述語・目的語であること、ちゃんと理解できますか?

例(短い文):「私はりんごを食べました。」

この文はとてもシンプルで、

主語: 私は
目的語: りんごを
述語: 食べました

このように文の構造を考えるとき、助詞に注目すると理解しやすくなります。
たとえば、「〜は」「〜が」「〜を」などの助詞が、その語句が文の中でどんな役割を持っているかを示してくれます。

では、もう少し長い文ではどうでしょう?

例(少し長い文):
「私は昨日、学校の帰りに立ち寄った駅前のスーパーで特売になっていたりんごを買って冷蔵庫に入れておいたのですが、弟が夕飯後にこっそり食べてしまいました。」

この文では、

主語: 弟が
目的語: りんごを
述語: 食べてしまいました

そして、「学校の帰りに立ち寄った駅前のスーパーで特売になっていた」は、
目的語である「りんご」を詳しく説明している部分です。

文が長くなると、「どこまでが説明で、どこが中心の構造なのか」が見えづらくなります。
ここでも、「〜は」「〜を」「〜が」などの助詞を意識することで、文の構造がつかみやすくなります。

こうした力が不足すると、話すのも書くのも難しくなる

現場で指導していると、

・「どんなお話だった?」と聞いても、うまく説明できない
・記述問題で、構成を考えずに文頭からだらだらと書いてしまう

というお子さまによく出会います。

これは、「書く内容がない」のではなく、文として整理する力が未熟なために、
伝えたいことが伝わらなくなっているのです。

算数の文章題にも"国語力"が影響する

たとえば、「男子の人数は全体の60%です。」という文章題。

この文から、

・比べられる量:男子の人数
・もとにする量:全体の人数
・割合:60%

という3つの関係を読み取って、
式を導く必要があります。

さらに、文章題が少し長くなると、読み取る力がより必要になります。

例(長めの文章題):
「ある小学校の5年生の人数は117人で、これは全校生徒の18%にあたります。小学校の全校生徒の人数は何人ですか?」

この問題では、

・比べられる量:5年生の人数(117人)
・もとにする量:全校生徒の人数(?人)
・割合:18%

という情報を整理して読み取る必要があります。

割合の問題で注目すべきは、「〜は」「〜の」といった助詞の部分です。
助詞に注目するだけで、文章がぐっと読みやすくなり、式も立てやすくなります。

先ほどの主語・述語・目的語の話と同じく、
主語は「〜は」「〜が」、目的語は「〜を」など、助詞に注目して文の構造をつかむことが大切なのです。

つまり、算数の文章題を正確に解くためにも、
文の構造を読み取る国語の力が必要不可欠なのです。

中高生でも求められる「文の構造を整える力」

実はこの力は、小学生だけでなく、中高生にも大きく関係します。

たとえば、自己申告書や志望理由書の文章でも、

・主語と述語が合っていない
・修飾語が多すぎて、どの言葉にかかっているのか分からない

といったケースは非常に多く見られます。

ですから、「話す・書く・読む」力の土台づくりは早い段階から必要なのです。

ご家庭でもできるトレーニング

国語力は、毎日の中でも少しずつ育てることができます。

・「今日あったことを3文で話してみよう」
・「今見たアニメの内容を、"誰が何をどうした"で話してみて」
・「主語と述語を意識して、短い日記を書いてみよう」

こうした声かけをするだけでも、
言葉を整理して伝える力が鍛えられていきます。

「なんとなく苦手」は、実は"国語力"のサインかも

話すのが苦手、作文が苦手、文章題が読めない...
こうした「なんとなくの苦手」の背景には、文の構造をつかむ力の不足があることが多いです。

そしてこの力は、放っておいて自然に育つものではありません。
日々の意識づけやトレーニングが必要なのです。

お悩みの方は、ぜひゴールフリーへご相談ください

私たちゴールフリー千里山教室では、
読む・話す・書く・考える力を土台から育てる個別指導を行っています。

お子さま一人ひとりの「今どこがつまずいているのか?」を見極め、
適切なアプローチで力を伸ばしていきます。

「なんとなく不安」「どこから手をつければいいのかわからない」
そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください。

"話す・書く・読む"すべての力の土台を、いま一緒に育てていきましょう。

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