2023.06.01理科の学習について【高校生編】

4 高校生の予習主体の勉強

 高校生にもなるとたくさんの内容を少ない練習で進んでしまうので、授業内容は高密度になり、消化不良を起こしやすくなります。従って、高校生は理科に限らず、数学、英語のリーダー、(古文)などは、予習主体の学習をするべきです。
 予習することは十分条件ではありませんが、必要条件であることは確かなことです。


 ●中学3年間で学習する数学の公式の数と高校1年生の2学期までに習う数学の公式の数は一緒

 ちょっとできる中学生の子供であれば、授業の最初の5分程度で、残り45分くらいの内容はある程度理解することができます。先生の話をしっかり聞かなければ理解できないという範囲のものが仮に3回に1回の授業の割合で発生するとします。
 しかし、高校生にもなると、1回の授業の中で5回きちんと先生の話を聞いていないと理解できない部分が発生してしまう位、授業は高密度になってきます。
 ですから、予め予習を行い、自分が解かりにくい部分はどこなのかというところをしっかり認識し、授業内容の14/15位までは学習していかないと学校の授業時間の1時間という時間では消化仕切れない状況になってしまいます。予習のない状態で学校の授業を聞いても、高密度なので、授業の8割の内容が理解できず、その8割に対して常に復習をしていかなければいけません。でも、学校の授業が復習になるような状態で(予習をした状態で)臨むと、予習した8割が理解できて、理解できなかった2割の内容についてのみ、勉強を集中させることができるので、高密度の授業に対応しやすくなります。
 中学生の理科にも同じことが言えますが、例えば県立高校の入試問題で95点を取ろうとするならば、予習形式で勉強を進めることで、圧倒的に勉強量を減らすことができ、効率のいい学習をすることが可能になります。


 ●補足

 化学  無機    計算・・・高校生では比例計算と公式も1つだけ
     有機    暗記・・・体系だてて覚える(性格的にまとめて覚える=意味づけをする)
     物化         (例)酸性、アルカリ性など
                (例)酸化型物質、還元型物質など
    ○周期律表(教科書に載っている)

化学を面白く勉強するためには、「なぜ?」「この単元はどういうもの?」という視点から見ると暗記等もしやすいと言えます。化学反応などは、反応するなりの理由が必ずあるわけですから、ひとかたまりごとで、ひたすら勉強をし続けることで、ある日ふっとできるようになる時があります。ひとかたまりの勉強を続けることが大切です。

中学生で習う化学反応は4つ(高校生は多少の例外有り)物質が反応するには必ず理由がある。

○気体が発生する
○沈殿物ができる
○中和反応
○酸化還元反応

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