2024.03.14【入試問題講評】大阪府公立入試・社会

みなさん、こんにちは。
今日も引き続き大阪府公立高校入試
問題講評を行って行きたいと思います。
今回は社会です。

【大問1】
歴史に関する問題。
一度は目にしたことのある問題が大半で
特に難しい問題はありません。

(5)②は江戸時代の政治に関する並べ替え問題で
受験生としては必須の知識と言えます。
新井白石の政治・三大改革・田沼意次の政治
これらの並べ替えについては、あるフレーズを
覚えるだけで覚えられます(企業秘密)。
実は、このフレーズ、私が中学時代に塾の先生から
教わったものなんです。
あれから何十年も経っているのに未だに覚えている
そんな素晴らしいフレーズです。
よく「社会なんて覚えるだけ」と言われますが
塾は、その覚え方を教えてくれるところなんです。

(7)①も入試必須の知識ですが、原敬ではなく
政党内閣の方を答えさせる問題でした。
教える側としては、ちょっと意外な問題でした。

(7)②は論述問題ですが、国語のそれと同様に
何を問われているか?
をきちんと理解しなくてはいけません。
今回の場合、次の文に
「このような状況から生じていた経済摩擦」
とあることから解答が決まります。
社会の論述問題は生徒によっては対策が必要です。


【大問2】
地理に関する問題。
(1)は長野県が引っかかりやすいところですが
沖縄県があるので間違えようがないですね。

(2)①は首都名を答える問題。
実はこれ、予想が当たっていました!→記事はこちら

 

  IMG_1801.jpg

 

過去にブラジリア・キャンベラといった
やや難しい首都名が問題となっていたため
オタワは候補だと考えましたが、その通りでした。

(2)③は、一見、EUに関する知識を問う問題に
見えましたが、右に答えが書いてあるという
まさかのサービス問題です。
もちろん「国の位置がわかれば」なんですが。
こういう問題は面白いですね。

(3)①ブラジルの鉄鉱石は入試必須の知識。

(4)は大阪の入試では定番の資料を読み取る問題。
簡単な割合計算も必要になってくることがあるので
それぐらいの計算方法は知っておく必要があります。
単に数値を読むだけでは解けない問題になっており
こういう問題は非常に良いと思います。
思考力の弱いコについては対策が必要な問題ですね。


【大問3】
公民に関する問題。
(1)②は憲法の条文に関する問題です。
学校のよっては覚えさせる条文がいくつかあります。
それによる差が出るかな?と思いますね。

(2)①は、このこと自体を知らなくとも
1962年に大統領であった可能性のある人物を答えれば
それで正解になるため、歴史の問題とも言えます。
そういった「周辺知識」を使って正解に辿り着く
というのもテストには必要な力だと言えます。

(2)②はPL法・製造物責任法のどちらも問題に
なりやすいので今後も必須知識と言えます。

(3)③も先ほどの論述問題と同様に
何を問われているか?
をきちんと把握することと条件を満たすことを
意識して解答する必要があります。
さらに、前の部分で「支えていることから」
とあるので「原因と結果」の関係を押さえた上で
解答する必要があります。
やはり、苦手な人には対策が必要でしょう。


【大問4】
地歴公民の融合問題。
(2)は世界遺産に関するもの。
世界遺産については、今後も要警戒です。
特に、新しく世界遺産となったものは狙われやすい
ということが言えます。
ただし、世界遺産は海外のものは出にくいです。
国内の世界遺産だけチェックしておきましょう。

(5)は再び資料の見方に関する問題。
ここでも割合の計算が必要となってきます。
簡単な計算ではありますが、苦手な人はきちんと
割合の意味を理解するよう努めなくてはいけません。
最後の論述問題に関しても「〜の変化から」という
記述があるため、それが根拠となる解答が必要です。


以上で社会の問題講評を終わります。
難易度的には少し易しめだったように思います。
地理に関しては、単に用語を覚えるだけではなく
地図で国や都市の位置を把握しておく必要がある
ということがよくわかります(基本ですが)。
歴史・公民は用語が頭に入っていれば対応できます。

 

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