卒業生の声

卒業生の声(2015年度)

私の居場所はここにあった(2015年度卒業生)

私がゴールフリー高等学院に転入してきたのは高校1年生の2月でした。それまでは京都の高校に通っていました

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前の学校では入学早々、友達とうまくやっていけるかどうか不安もあり、苦労しました。でも、すぐに友達ができ、学校の雰囲気にも慣れることができたので、1学期は学校生活を楽しむことができました。

夏休みに入ると、私は1学期の疲れもあってか体調を崩し、マイコプラズマ肺炎という病気にかかってしまいました。あと3日で2学期が始まるという時にこのような感染症にかかってしまい、病院の先生からは治るまで安静が必要だと言われ、2学期が始まってもしばらく学校を休むことになりました。

2学期が始まってから1週間、咳も治まって体調も良くなり登校してもよいと許可が出たので、久しぶりに学校に行きました。しかし、いざ登校してみると、授業が進みすぎていて、ついていくのが大変でした。

一番苦労したのは人間関係です。1学期と違ってクラスの雰囲気もがらりと変わっていて、友達同士でいくつかのグループができていて、私はなかなかグループに入ることができませんでした。

勉強がわからない、友達の輪の中に入れないなど、つらいことが重なり、学校へ行っても楽しくないと思うようになりました。そして、朝になると体調が悪くなり、学校へ行かなくなりました。

長期間休んでいたので、出席日数がぎりぎりになり、担任の先生からは1時間だけでもいいから来てほしいと言われました。それでもなかなか学校へ行くことができず、また、外にもあまり出なくなり、とうとう進級するのも危うい状態になりました。

このままではダメだ、学校に行かないと・・・。

不安と焦りが大きくなる一方でした。

それでも私は学校に行きたくないという気持ちが強く、家族にきつく当たったりして、自分を見失っていました。部屋に閉じこもって泣いてばかりいました。

それからしばらくして、母が私に、もう学校が嫌なのか、つらいのか、今思っていることを全部話してみるようにと言ってくれて、私は母にこれまでため込んでいた心の内をすべて話しました。

母はもう学校に行かなくていいから、今は気持ちを整理してゆっくり休むようにと優しく言ってくれました。

その時私は気持ちがすっと楽になりました。

それから家族と話し合い、私は学校をやめる決断をしました。父も母も祖母も私の気持ちに同意してくれ、今後どうするかを話し合うことになりました。

数日後、母が通信制高校の広告が入っていると教えてくれ、私はすぐにネットで調べました。すると家からも近く、高校卒業資格が取れる通信制の学校で、それがゴールフリー高等学院との出会いでした。

そしてここなら頑張れそうだと思い、転校することを決断しました。

初めて学校へ行く時は、どんなところなのだろうと不安もありました。しかし、先生方がとても優しく、単位もすぐに取れるし、友達もできるよと声をかけてくださり、不安がなくなりました。そしてすぐに私は転校しました。

転校してからは、ちょうど同じ時期に転校してきた子と仲良くなったり、前から通っている子にも話しかけてもらい、すぐに友達がたくさんできました。先生方や大学生のコーチの方とも楽しくお話したりして、すぐに学校になじむことができました。

そして私は自分らしさを取り戻しました。

暗く閉じこもっていた自分とは違い、前よりも性格が明るくなり、何事にも前向きに考えられるようになりました。弱かったメンタルも強くなり、自分自身大きく成長でき、変われたと思います。

高校3年生になってからは将来のことを考え、やりたいことを見つけることができ、そのために大学に行きたいという目標ができました。大学進学に向けての受験勉強に一生懸命取り組み、私は面接に向いているとアドバイスをもらい、AO入試に挑戦することを決めました。

何回もエントリーシートを書く練習をしたり、森川先生や、同じように面接がある友達に面接の練習に付き合ってもらい、当日までに練習を積み重ねました。

そのことによって面接当日は全然緊張せずに練習の成果を出すことができました。私の受験した大学は面接が2回あったのですが、無事に二次選考も通過でき、目標としていた第一志望の大学に合格することができました。

私はゴールフリー高等学院に転校してきて本当に良かったと思っています。支えてくれた家族、応援してくれた友人、そして私を受け入れ、全力でサポートしてくれた先生方にとても感謝しています。本当にありがとうございました。

残り少ない高校生活を1日1日大切に過ごし、最高な高校生活の締めくくりができるように頑張っていきたいと思います。

自分の人生をもう一度やり直す機会を得た(2015年度卒業生)S・Kさん

私は高校2年生の2月にゴールフリー高等学院に転入しました。転入は自分の意志ではなく、母の助言によるものでした。それまでは自分で高校卒業程度認定試験を受けて大学に行こうと考えていましたが、それは私が考えている以上に厳しいと言われたので、仕方なく転校したという感じでした。

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そんな気持ちだったので、私はただ授業がある日だけ登校し、レポートを提出するだけでした。友達を作ろうという気持ちも全く起こらず、一言も話さずに帰宅することも多々ありました。

3年生になっても無気力な状態は続きました。勉強に取り組もうとした時期もありましたが、それは一時的なもので、すぐに無気力になりました。

勉強しないといけないとわかっていながらもやる気が起こらず、布団で寝ながら適当にスマホを触っていたらいつの間にか一日が終わっていた、という日が、結局10月末まで続き、私は完全に現役での大学合格をあきらめていました。

しかし、11月の面談で、「今からでもぎりぎり間に合う。」と先生に言われ、半信半疑ではあったけれど、とりあえず勉強することにしました。

勉強し始めた頃はまともな生活を送れていることがただ嬉しくて、ひたすら勉強しました。

しかし、勉強すればするほど、自分が厳しい立場にあることを実感させられ、精神的にもつらくなることが何度もありました。

「センター試験まで2か月で結果が出るわけないのにやる意味あるのか・・・。」

「なんで今更一度も勉強したことがない日本史をやらないといけないのか・・・。」

と、投げやりな気持ちになり、やる気をなくしかけたことは数えきれないくらいありました。

そんな苦しい時は先生方に励ましてもらいました。私がいつ電話をかけても先生方は丁寧に勉強の仕方や精神面のアドバイスを下さり、そのおかげで私は何とかあきらめずに勉強を続けることができました。

私は先生方に言われたとおりに、今やれることをできる限りやろうと常に心がけるようにしました。年が明けてからはまともに風呂にも入らず、必死に勉強しました。

11月の面談で、先生が大学受験の勉強を風呂にも入らずしていた、という経験談を話してくださったとき、私は他人事として笑っていましたが、まさか自分も同じことをすることになるとは思ってもいませんでした。

でも、なりふり構わずに死に物狂いでやるしかありませんでした。

入試の時はとにかくあきらめずに一つでも多くの解答を埋めることだけに集中しました。勉強した期間がほかの人よりも短く、不安な気持ちもありましたが、「ほかの人は気にしなくていい。自分がやれることをやればいい。」と、先生方にアドバイスをいただいていたので、全く緊張することなく、自信を持って試験に臨むことができました。

その甲斐あって志望していた滋賀大学の経済学部に奇跡的に合格することができました。

自分の受験番号を見たときは、本当に嬉しくて、泣いてしまいました。

自分の全力を出し尽くしたからこそ得ることができた喜びだったと思います。

私は高校受験では失敗していて、とても悔しい思いを3年間抱き続けていたので、その分、合格した時の喜びは非常に大きかったです。

私は受験勉強を通して、強い気持ちを持ち続け、最後まであきらめないことが重要だということを実感しました。

私は試験当日も、試験管の指示があるまで一つでも多くのことを覚えようと試みました。そのあきらめない気持ちが自分の実力以上の力を出すことを可能にし、また、運を引き寄せたと私は思っています。

その一方で、受験勉強を通して、自分の将来に対する考えの甘さや自分で考えて行動する能力の低さを強く実感させられました。大学ではこの経験を生かし、自分の将来に真剣に目を向け、積極的に行動したいと考えています。

私の高校生活は、本当にみじめで最低なものだったと今でも思っています。でも、ゴールフリー高等学院で1年間過ごしたことで、他の人にはできない経験をし、多くのことを学ぶことができました。

そして何よりも、自分の人生をもう一度やり直す機会を手にすることができました。先生方の支えが本当に大きかったと思います。

これからは前を向いて自分の人生を歩んでいきたいです。1年間お世話になりました。ありがとうございました。

大切なのは自分に正直な気持ち(2015年度卒業生)N・Mさん

私は大学を決める際、4年間通い続けることができるかどうかを重視しました

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ゴールフリー高等学院に転入する前に通っていた学校は、校風や部活動で選んだものの、大量の課題と毎日の小テストに圧 迫され、卒業まで通い続けることができませんでした。

学校というものは、受験で合格して必要な書類さえ送れば入学を保証してくれます。しかし、卒業は一切保証してくれないのです。

自分次第なのです。

だから私は、大学を決めるにあたっては入学後の自分を考えました。

第一志望の大学は駅からバスで通います。前の学校でもそうでした。それが通いやすかったかというと・・・

そうではありませんでした。

すると、この通学は自分にとって苦痛になるのではないか。

そんな風に考えて、最終的に私は第二志望の、電車と地下鉄で通える大学に決めました。

これからの受験生さんたちも、勉強のことで頭がいっぱいだと思いますが、生活するうえでの大学生活として、通い続けることができるであろう学校を、自分に正直な気持ちで考えてみてください。

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